2018年12月4日(火)に九州大学准教授の妹尾武治氏をお招きし、課外教養プログラム「あなたの知らない思い込み。『見方』を変える確証バイアスとは」を実施しました。
当プログラムは、理系の学生をターゲットにして、客観的なデータ取りが必要とされる研究において、確証バイアスに左右されない研究者としての心構えを学ぶと共に、普段の大学生活においても身近に確証バイアスが潜んでいることを学ぶことを目的としました。
内容については、プログラム参加者に、実際に確証バイアスを体感してもらえるようなグループワークに時間を多く割きました。グループワークの内容や妹尾氏のユーモアあふれるお話を通じて、新たな発見を得た参加者はまさに、目から鱗のような表情をしていました。文系として扱われることの多い心理学を新たな観点からとらえるきっかけにもなりました。当プログラムを受けて、物事を多方面から見ることの大切さ、確証バイアスが引き起こす現代問題などを改めて学ぶことができたと思います。
参加者層としては、研究室に配属され始めた3年生が多く、「卒業研究に向けてよい機会になった」などの声があり、小金井キャンパスとしてのニーズに答えられたプログラムになったと思います。他の参加者からも「あっという間の1時間30分だった」「ノートをまとめる幅が広がった」などの声があり、楽しくもありながら充実したプログラムになったと思います。
【報告・KYOPROスタッフ】南道奏美(生命科学部環境応用化学科3年)
鎗田明玖(理工学部創生科学科2年)
金内隆広(理工学部機械工学科1年)
講師による説明
講義中の様子
グループワークの様子
集合写真