2018年度

ゆるスポーツから学ぶ創造力

2018年07月10日

2018年度

法政大学学生センター・課外教養プログラム(法政大学後援会補助事業)

日時
  • 2018年7月10日(火)17:25~19:05
場所
  • 多摩キャンパス EGG DOME 多目的ホール
参加者数
  • 14名

KYOPROスタッフによる実施報告

2018年7月10日(火)、課外教養プログラム「ゆるスポーツから学ぶ創造力」を多摩キャンパスにて実施しました。講師には世界ゆるスポーツ協会の理事・事務局長を務める萩原拓也氏をお招きしました。

ゆるスポーツとは、年齢・性別・運動神経に関わらず、だれもが楽しめる新たなスポーツです。リハビリを兼ねた「ゆるスポヘルスケア」、まちおこしに繋がる「ご当地ゆるスポ」など社会課題の解決も行っています。社会課題の発見と分析から得られた知識を「ゆるさ」「スポーツ」と組み合わせることで独創的なアイディアを生み出すゆるスポーツ考案のプロセスは、学生が自身の持つ知識を活用して新たなものを創り出すための創造力のヒントになりうるだろうと考え、今回の実施に至りました。

当日、プログラムの前半ではスライドを使った講義をしていただき、ゆるスポーツの概要、誕生の経緯を伺いました。ゆるスポーツを考案する際には、しっかり組み立てる思考と思い付きでジャンプする思考の2ステップを踏んでいるというお話がありました。このことから、論理的な思考に独創的なスパイスを加えることが「創造」に繋がることを学びました。

後半には、ゆるスポーツ「ベビーバスケット」を実際に体験しました。ベビーバスケットとは、センサーが仕込まれた特殊なボールを使ったバスケットボールです。激しく扱うと泣き出してしまうので、ソフトなパス回しが求められます。バスケが得意だからと言って有利にはならないのが、ゆるスポーツらしいところです。
ゆるスポーツの理念は「スポーツ弱者を、世界からなくす。」だそうです。その理念のとおり初対面だった参加者同士も競技を通じて笑顔になっており、スポーツ弱者はいなかったように思えました。また前半の講義の中で「ゆるスポーツもスポーツなので体を動かさないと意味がなく、終わった後に参加者から『全然ゆるくない』と言われると、してやったりと思う」というお話がありました。今回の体験終了後でも汗ばむ参加者が見受けられ、まさに「してやられた」のではないでしょうか。
プレイ中は講師に審判を務めていただき、勝ち負けは厳密に決めました。しっかりしたルールの中で、ボールが特殊という他、「子煩悩」、「ダイレクトベビー」というルールなどクスッと笑えるようなユーモアが感じられ、これがゆるスポーツの持つ「ゆるさ」なのだと思い、厳密なルールに「ゆるさ」を加えている点で、ゆるスポーツは創造的であること感じました。また一般的なスポーツでは実力が異なるメンバーでチームを組む場合、よくハンデが用いられますが、「ハンデはみんなが平等に楽しめているとは言えない」というお話がありました。ハンデなく皆が楽しめる、皆が本気で勝ちに行く、でも勝っても負けても楽しい。それがゆるスポーツなのだなと感じました。 

参加者からも「楽しかった」「座学と実学のバランスが良かった」等の意見が寄せられ、講義の内容を実体験することで理解を深められたのではないでしょうか。今後も様々な角度からプログラムを企画し、参加者の新たな学びのきっかけ作りをしていきたいです。

【報告・KYOPROスタッフ】松村透(社会学部社会政策科学科3年)