2017年度

高尾山登山ツアー ~あなたの知らない高尾山を見つけよう~

2017年12月09日

2017年度

法政大学学生センター・課外教養プログラム(法政大学後援会補助事業)

1.日時
  2017年12月9日(土)10:00~14:30

2.場所
  高尾山

3.参加者数
  10名

4.講師
  尾崎光二 氏(八王子市の郷土資料館主査)
 

KYOPROスタッフによる実施報告

12月9日(土)、多摩キャンパスの外を出て高尾山にて「高尾山登山ツアー ~あなたの知らない高尾山を見つけよう~」を実施しました。当プログラムでは普段とは異なる体験をしてもらいつつ、新たな知識を得るために専門講師から高尾山の自然・文化について学びました。講師として、八王子の歴史について研究しているなか特に高尾山の文化を調査しており、過去には年に70~80回も高尾山を登ったことがある八王子市の郷土資料館主査・尾崎光二さんにお越しいただきました。

今回のプログラム実施のきっかけは、昨年・一昨年と連続して実施してきた高尾山登山のプログラムを、今までとは異なる内容にしたいと考え動き出しました。過去のプログラムでは主に参加者間の交流が目的で、専門の講師が同行することなく学生スタッフのみのプログラムでした。そのため得られる高尾山の知識は浅いもので、一般的な登山ツアーのようなものになってしまいました。昨年のプログラムも運営していた私は、昨年放送されたテレビ番組で高尾山を案内していた尾崎さんを観て、「この人に案内してもらえればよりKYOPROのプログラムに相応しい教養ある内容にできる」、「法大生に高尾山をより高尾山を知ってもらいたい」と考え、実施しました。

当プログラムでは、高尾山の歴史についての資料を使用し、講師の方にご案内いただきながら昔の高尾山と現在の高尾山との違いを比べました。その後ケーブルカーを利用して高尾山の麓から中腹までを移動し、ケーブルカーを降りてから山頂にたどり着くまでは、定番の登山コースを通りながらも観光客が普段行かないような箇所を講師の方から多数教えていただきました。山頂にたどり着いた後で休憩をとりました。約1時間の休憩の後、高尾山の麓まで下山しましたが、この時も観光客が普段通らないルートを通りその中でも高尾山本坊裏手にある穴弁天という箇所では、多くの参加者が初めて来たということで好評をいただきました。

今回のプログラムで、参加者は高尾山の新たな魅力を発見することができました。また多摩キャンパスに近い高尾山ではありましたが、多摩キャンパスの人のみならず、他キャンパスの人にも関心を持ってもらうきっかけになりました。参加者からは「今まで知らなかった高尾山を知ることができた」などの声が多数あり、満足度の高いプログラムとなりました。

【報告・KYOPROスタッフ】寺田尚正(社会学部・社会政策科学科2年)藤瀬さくら(社会学部・社会学科1年)