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【開催報告】課外教養プログラム「無機質なロボットが人間社会に馴染むには?心理学から問題解決に迫る!~不気味の谷現象の視点から学ぼう~」(2/19)

  • 2024年02月29日
お知らせ

1.日時

2024年2月19日(月)13:20~15:00

2.場所

Zoomによるオンライン配信

3.講師

佐々木 恭志郎 氏(関西大学総合情報学部 准教授)

4.参加者数

18名

KYOPRO学生スタッフによる実施報告

2024年2月19日(月)に、法政大学課外教養プログラム「無機質なロボットが人間社会に馴染むには?心理学から問題解決に迫る!~不気味の谷現象の視点から学ぼう~」を実施いたしました。

日常生活においてありふれている様々な現象の中で、将来ロボットとの共生が予想されている現代に最適なテーマである『不気味の谷現象』について知ってもらいたいという思いで本プログラムを開催いたしました。

プログラムの流れは、まず心理学についての導入から始まり、不気味の谷現象の心理学実験及びグループワーク、そして不気味の谷現象の現在の応用例、最後に質疑応答を行いました。

講義では、心理学初学者にも理解しやすいように説明がなされました。その知識を得た段階で不気味の谷現象の心理学実験を行ったためグループワークでの考察が捗りました。また、今後の展開ではラベル化による不気味度の変化やクローン減価効果などの話を通して、興味深いと思わせる講義をしていただきました。

心理学実験では、各画像の不気味度とカテゴリー化の容易性を評価しました。この実験を通して、参加学生は不気味度とカテゴリー化の容易性の相関性を実感することが出来ました。

グループワークでは心理学実験の目的及び気づきについてグループごとに話し合いを行いました。計5つのグループから様々な意見が繰り出されており、どのグループも考え方の軸が正しく、尚且つ興味深い意見を出すグループが複数あり、不気味の谷現象についてより深く探求することができた。

参加学生からは、「不気味さを感じる原因について実際に体験できたのが良かった。」、「不気味の谷現象について知らなかったが講義を通して理解し興味深いと感じた。」、「不気味の谷現象における不気味さと食わず嫌いにおける好き嫌いに関連性があることに驚いた。」など、多くの発見・関心の向上の感想をいただきました。

今回のプログラムで得た不気味の谷現象についての知識を活かし、参加学生が専門とするフィールドにおいて応用することや、他にも身近に存在する現象について視野を広げるきっかけとなれば幸いです。

【報告・KYOPROスタッフ】市川 結梨 生命科学部生命機能学科1年

  • 認知心理学について講師より説明①

  • 認知心理学について講師より説明②

  • 講師の考えた実験をWEB上で行った後、不気味の谷現象について解説

  • 集合写真

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