1.日時
2022年3月4日(金)14:00~16:00
2.場所
Zoomによるオンライン開催
3.講師
河田 惠昭 氏(関西大学 社会安全学部 特別任命教授・社会安全研究センター長)
4.参加者数
10名
近年、大雨による洪水や地震などの自然災害による被害が多くあります。しかし、大学生になると、専攻していなければ自然災害や防災について学ぶ機会がありません。最近ではテレビ番組などで特集を組まれることもありますが、年中行われているわけではありません。
本プログラムは、避難訓練や授業で学ぶ機会を失った学生が非日常になった時にいかに生き延びるかを改めて考える機会を作り、普段から意識できるようにすることを目的に企画立案しました。
講師として、防災・減災と危機管理を専門とし、関西大学 社会安全学部 特別任命教授・社会安全研究センター長、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長など兼任されている、河田義昭様をお招きしご講演いただきました。
プログラムの始めに、アイスブレイクとして「災害といえば何を思いつくか」を参加者、スタッフに挙げてもらいました。皆さん自身の経験や日常生活などから自然災害のイメージを持っているようでした。
講義は、大雨、洪水、地震のメカニズムと首都直下地震についてお話しいただきました。大雨時の河川や堤防、東京の地下鉄からの洪水等、災害が起こるメカニズムや被害想定、連滝災害や複合災害などにも注目した内容でした。これまで受けたことのある高校までの授業やテレビ番組の特集などでは学ぶことのできない視点、観点からの学びとなりました。
グループワークでは講義に関係した選択クイズを行いました。選択肢を選ぶ際の根拠として本講義や今までの経験などを挙げるなど、有意義な意見交換をすることができたと思います。その後、河田様にグループワークの解答・解説、本プログラムの総評をいただきました。大雨警報下での自動車を運転する危険性のような、今まであまり知らなかった事実や結びついていなかった情報、新しい考え方などがありました。これからの人生にとってとても為になる講義でした。
本プログラムを通じて、災害が起きるメカニズムや起きた時の行動など見識を深めることができました。
参加者の皆様にとって、本プログラムが防災のための知識集め、自然災害下での行動や事前準備について考えるきっかけとなれば幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】 佐藤真理子(生命科学部応用植物科学科2年)
直近で発生した大型台風を例に水害の恐ろしさを解説
地震の仕組みをわかりやすく解説
出題されたクイズをもとに解答と理由を考えるグループワーク
集合写真
学生センター小金井学生生活課
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場所:管理棟2階