お知らせ

【開催報告】課外教養プログラム「リアル忍者が語る忍者」(12/22)

  • 2021年12月22日
お知らせ

リアル忍者が語る忍者 ポスター完成版.jpg

 

1.日時
2021年12月20日(月)13:40~15:20

2.場所
Zoomによるオンライン開催

3.講師
川上 仁一氏(三重大学社会連携研究センター特任教授、日本忍術協議会顧問)

4.参加者数
11名

 

KYOPRO学生スタッフによる実施報告

2021年12月20日(月)に課外教養プログラム「リアル忍者が語る忍者」をZoomにてオンライン開催いたしました。かつて忍者は主に室町時代後期から安土桃山時代に存在し、敵対関係にあった国の情報を探ったり、時には戦国武将に抵抗したりと活躍を見せていました。しかし現代においては、忍者はアニメなどの創作物で描かれるようなロマンあふれるもので、忍者の実態はよく知らない人がほとんどであると思われます。歴史上に確かに実在した忍者について、その実態や本質、並びに現代にも活かせる忍者の処世術を学ぶことを目的として開催いたしました。

講師には、日本忍者協議会の顧問であり、甲賀流忍術の一派である伴家忍之伝を体得し甲賀流伴党21代目宗家となっておられる川上仁一氏をお招きいたしました。プログラムでは、まず初めに忍者のイメージを学生間で共有し、川上氏にお聞きしたいことを話し合いました。様々なイメージや質問が飛び交い、忍者に対する興味を改めて認識する機会となりました。その後の講義では、実際の忍術、忍術を会得するための苦行、忍者として必要な心気の鍛錬など、川上氏の経験も交えつつお話しいただきました。真の忍者を垣間見ることができたとともに、とてつもなく厳しい修行に衝撃を受けました。最後には、これらの忍術を現代にどのように活用していけるのか教えていただきました。健康維持、経済、防災、対人関係など、想像以上に多岐にわたって活用できる場面があることを知りました。

今回のプログラムを通して、日本が誇る忍者という文化に対しての学生の見聞がさらに広がれば幸いです。また、学んだことを現代の生活に活用していただけることを願っています。

【報告・KYOPROスタッフ】徳廣怜(現代福祉学部福祉コミュニティ学科2年)

  • 印の結びを披露する川上氏

  • 九字法の実演

  • 火術についての講義

  • 忍術の現代への繋がり

  • 質疑応答では多くの質問が寄せられました

  • 忍者のイメージについてグループワークで話し合いました