保護者・高校関係者の方へ

キャリアセンターから保護者の皆様へ

保護者・高校関係者の方へ

現4年生及び3年生の保護者の皆様へ

日頃より本学の取り組みに、ご理解、ご支援を賜りありがとうございます。
未だに新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るう中、当キャリアセンターでは、2月下旬以降、学生が就職活動で不利益を被ることがないよう、様々な対応を実施して参りました。
現在就職活動を行っている4年生及びこれから就職活動を始める3年生の保護者の皆様も、マスコミなど外部からの情報や、ご子息が就職活動に苦労する様子を見て、不安をお感じになる方もいらっしゃるかと存じます。そのご不安を少しでも解消できるよう、現在の就職活動の状況と、キャンパスへの入構が禁止されている状況下でのキャリアセンターの支援等について説明させていただきます。

1. 現4年生、5月現在の就職状況

大手就活情報サービス会社における2021年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)の調査では、5月1日時点での内定率が5割を超え、昨年の同時期とほぼ同水準となっております。これは企業が3月以降も採用活動を継続しており、会社説明会、エントリーシート提出、面接などの実施においてWEB方式を採用しているためです。しかし半数程度の企業は選考を一時中断したり、また最終面接のみを6月に遅らせる企業も多くなっております。学生は現在、既に応募している企業の選考と、新たに応募する企業へのエントリーシートの作成や面接の準備を行っている状況です。新型コロナウィルスの影響から6月以降採用を手控える企業が出てくるなどのニュースが散見されますが、逆に中堅中小が採用を活発化する声も聞かれるなど、一時的に選考を中断している企業が今後再開していくこと以外は、例年通りとなっております。リーマンショック時のように、大幅な採用人数抑制などの情報は今のところ一部の業界を除きほとんどございません。

 2.キャリアセンターの支援

キャンパスへの入構が禁止されている状況下にあってもキャリアセンターは新型コロナウィルス禍のフェイズにおいて、その状況に即した対応を行っております。
個別相談では、三密を避けながら対面式の相談を行ってきましたが、大学閉鎖下では、電子メール、電話による相談、WEBを利用した模擬面接等により支援を行っています。自宅から相談できる仕組みを構築しており、対面式でないこと以外は、例年以上に支援を手厚くしており、多くの学生に利用していただいております。
加えて、今後内定がない学生に対しては、キャリアセンターから直接連絡を行い、様々な手段をとりながら支援を致します。夏以降はすべての学生に進路状況調査を実施し、今年は更に支援内容を手厚くします。
なお、今後の非常事態宣言等の状況に応じて支援方法をより適した内容に変更する場合がございます。その際はホームページ、LINE等で学生にご案内いたします。

3.現3年生の就職活動

就職活動は、例年6月より各就職情報サイト(リクナビ、マイナビなど)を通じて、インターンシップに申し込むところから始めるのが、最も一般的な方法となります。現在、この環境下においても大半の企業はインターンシップの実施を計画しています。実施方法や時期はまだ決まっていない企業がほとんどですが、募集は6月中旬から7月初旬までがピークと予想されます。
これから、就職活動を始める3年生にとりましては、大学における対面でのガイダンスや講座が実施できませんが、対面方式に勝るとも劣らないコンテンツを用意しております。インターンシップや今後の就職活動に必要な内容を全て盛り込んだ講座をオリジナル動画として作成し、法大生限定でWEB公開しています。いつでもどこでも何度でも視聴することができます。
一部のインターンシップには大学経由でなければ申し込むことが出来ないものもありますが、学生が大学に来なくても受付できる仕組みを用意しています。
今、3年生が就職活動で出来ることは、大きく2つあります。1つは就職情報サイトに登録して、どのような企業のインターンシップに参加したいかを調べること。もう1つは、インターンシップの選考に向けて、エントリーシートなどの準備をすることです。どちらも、動画による講座をご覧になっていただければ、問題ありません。企業の対応がどうなろうと、それらに対応できるような支援をしていきます。

4.今後の状況

保護者の皆様におかれましては、内定を既にご子息が獲得していても、あるいは現在就職活動を継続中であっても、心配は尽きないことでしょう。その根源は情報の少なさにあるのではないでしょうか。法政大学キャリアセンターでは、これまでの様々な情報を蓄積しておりますし、民間企業や就活サービス会社とのネットワークも有しております。不安を感じたら、キャリアセンターにご相談ください。「卒業迄にどうしても就職するんだ」という強い気持ちがあれば、就職できます。現在、まだ内定のない学生は多くおります。これからの時期、周囲が内定を得ていく中での就職活動は、孤独を感じ、何度も心が折れそうになります。保護者の皆様におかれましては、あまり強くプレッシャーを与えることはせず、暖かく見守る事が大切です。ご心配の際は、ご子息にキャリアセンターで相談してみるよう勧めてください。学生に寄り添う支援を使命として今後も取り組んでまいります。
 

法政大学キャリアセンター事務部長
藤野吉成