経済学部について

特色

経済学部について

グローバルな諸問題を解決するための基礎となる能力を身に付ける

経済学とは、経済の仕組みと法則を研究する学問です。経済現象や経済問題を体系的に解明し、政策提言できることが経済学の特徴です。現代社会はグローバル化・情報化の中で高度化・複雑化しており、日本と諸外国とが抱えている諸問題には、政治・社会・文化をも巻き込み多くの要因が絡み合っています。これらを分析・検証し問題解決へと導くためには、多様で複雑な経済の仕組みを的確に捉えなければなりません。経済学部ではこうした諸問題を解決するために、その基礎となる能力を身に付けることを目指しています。

4年間一貫した少人数教育による経済エキスパートの育成

本学部の教育の特色は、一貫教育と少人数教育です。1年次には入門ゼミを、2年次から4年次までは演習を配置。4年間を通して専門教育科目を体系的に学ぶとともに、総合教育科目を並行履修する仕組みが整えられています。

入門ゼミ

1年次で学ぶ「入門ゼミ」は、高校から大学への橋渡しのために設置された、いわば大学入門講座です。1クラス約45人のクラス制を採り、専任教員はクラス担任として大学での学問の方法をわかりやすく説明します。

演習(ゼミナール)

2・3・4年次には、3年間を通したゼミナールを設置。ここでは各教員の専門分野に応じた高度な教育が行われます。ゼミナールでの学習は学生生活の中心をなすものであり、学生の皆さんにとって大きな意義をもつことになります。

英語を集中的に学び国際経済人を育てる「スタディ・アブロード・プログラム」

これは、全学対象の「法政大学派遣留学制度」とは別の、経済学部独自の半期留学制度です。経済学部の学生で希望するものが、2年次の春学期にアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの現地大学で留学生向けの語学授業・講義を履修します。世界経済の「いま」を肌で理解するため、また語学力を伸ばし現地の情勢をより深く理解するためにも、ぜひ活用してほしいプログラムです。授業はすべて外国人講師により、英語で行われ、英語の実用能力を短期に磨き上げます。プログラムは選択制で、2年次春学期に約4カ月間実施。留学先で履修した科目(単位)は経済学部の開設科目(単位)から16単位を限度として認定されます。

経済を基礎から応用まで理論的に学び / 幅広い視野で探求できる体系的なプログラム

本学部カリキュラムの特徴は、経済学の基礎から応用までが自然に身に付くように、柔軟かつ体系的に講義が編成されている点です。

必修科目・選択必修科目・選択科目・自由科目からなる専門教育科目

専門教育科目は、カリキュラム上の位置づけに応じて必修科目、選択必修科目、選択科目、自由科目から編成されています。
1年次に経済学を学ぶ上で基盤となる科目を必修科目として配置し、経済学の基礎を学ぶうえで不可欠な科目を選択必修科目として年次ごとに段階をおって学習ができるように配置しています。自らの問題意識に応じて、自主的に履修できる科目が選択科目です。自由科目は、経営学や法学など経済学の隣接分野の科目です。社会で活躍するために、経済学だけでなく、幅広い社会科学的な総合的思考や判断を身に付けます。

バラエティーに富んだ総合教育科目と外国語科目

総合教育科目は、人文・社会・自然の各分野のほかに、異文化間のコミュニケーションを円滑に行うための語学力の向上、異文化についての学習を同時に行う「国際コミュニケーション」分野の諸科目などを加えた多彩な科目が開設されています。
外国語科目は、複数の言語の中から第2外国語を選択できます(経済学科は6言語、国際経済学科は4言語、現代ビジネス学科は3言語)。また、LL教室や語学ビデオをはじめとする多様なメディアを駆使した授業が行われます。ネイティブの教員が担当する国際コミュニケーション科目をはじめ、専門教育科目として配置された外国語関連科目など、外国語教育には特に力を入れています。実用英語技能検定試験(英検)の1級および準1級取得者に対する英語の卒業所要単位認定制度も実施しています。