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日本文学科主催「教職特別講座」を本年度も実施しました。

2014年06月16日

2014年度「教職をめざす学生のための特別講座」を終えて

 2014年5月15日(木)から隔週にわたり、「教職をめざす学生のための特別講座」が開催されました。今回講師としてお招きしたのは、東京都の公立中学校で校長をお勤めになり、現在は国立音楽大学で教職課程の教授として活躍されている新藤久典先生です。新藤先生には3回の講座で「これからの教師に求められる資質能力」を中心に講演をしていただきました。
 第1回の講座では、教職生活の根幹となる、教員になりたい理由と理想の教師像について考えを深めていきました。自分のめざす都や県の方針や、教員に求められる資質能力をしっかり理解しておくことの大切さを再確認しました。
 第2回の講座では、教員に求められる資質能力を学校教育の現状とともに考えていきました。私たちが学校の現状で気がかりなことを挙げると、新藤先生がひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。
 第3回の講座では、教員採用試験で求められる資質能力について考えていきました。現在の教員には生徒の学力を守り、向上させていくことが求められており、試験のためには付け焼刃ではなく、日頃からの対策が必要であると感じました。
 お話の中で特に印象に残ったことは、若い内に日頃から自分のアイデアや課題を見つけておき、それを生かした授業を子どもたちと共有することが大切だという点です。「正解」を求め、指導書通りの授業をすることが理想ではなく、子どもたちの学習の芽を育てていくために、他教科との連携など、多様な方法を考える姿勢が重要であると感じました。
 今回の講座で新藤先生のお話を伺い、他の受講生の意見を聞くことで、さらに教職に関しての理解が深まり、考えていかなければならない点に改めて気づくことができました。また、新藤先生は講座ごとに学習指導要領の変遷や教育現場の現状に関する参考資料を配布してくださいました。お忙しい中、法政大学の学生のためにご講演をしてくださった新藤先生に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
(日本文学科3年 中野由貴)

日本文学科では教職を志望する学生の支援を強化しています

 国語の教師になることをめざして、日本文学科に進学する学生は少なくありません。
 かつて教員採用試験は難関とされてきました。しかし、2016年度頃をピークに現役教員が大量に退職することから、現在では教員の新規採用枠は拡大しています。教職志望者にとっては「夢」を実現しやすい状況が訪れたといえるでしょう。
 だからこそ、志望者は採用試験に合格することだけを考えるのではなく、実際に教師になってからのことを考えた将来構想を立て、計画的な学習を進める必要があります。学部時代の早い段階から、教師としての使命感や責任感を意識し、理想とする教師像を温め、場合によっては専門性を高めるため、大学院進学をも視野に入れた取り組みが求められます。
 そこで日本文学科では、2011年度より「教職をめざす学生のための特別講座」を開催し、教職志望の学生たちが意識を高めあえる場を設けています。毎年度、講師には教育委員会管理職、学校長として、教員採用や若手教員の指導にあたってこられた先生方をお迎えし、説得力のある、刺激的なお話しをしていただいています。
 すでに受講者のなかから、多くの教員が誕生しています。また、この講座はあらゆる教科の教職に対応した内容となっていますので、開講以来、他学部・他学科、さらには卒業生の皆さんにも参加していただいています。これからも教職志望者支援に向けた、日本文学科の取り組みにご期待ください。
(小秋元段)

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