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「現代のコモンセンス」:学生の「常識」に問いかける

2012年11月27日

コモンセンス

 昨年度から,法政大学文学部には,本学にはこれまでなかった2つの新たな授業が設けられました。1つは前期に開講された「文学部生のキャリア形成」であり,もう1つは現在(後期)開講中の「現代のコモンセンス」です。どちらの授業も文学部共通科目であるとともに,他学部にも開講していることから100名を超す多くの受講生を集めており,開設2年目にして全学でも注目を集めている授業となっています。

 「現代のコモンセンス」はその名の通り,「常識」を問う授業です。この現代社会には,単純に善悪の判断がつく問題ばかりではなく,容易には答えを導き出せない事象が多く存在します。本授業では,そのような難しい事象について考えることを通じて,これから社会に羽ばたいていく学生に対して,現代社会の「常識」をいまいちど問いかけることを目的としています。 

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  本授業は,毎週お一人,本学の教員だけでなく外部からも講師をお招きし,さまざまな問題についてご講義いただくオムニバス形式で実施しています。2012年度は,「対人問題」をテーマに心の問題やKY,引きこもりについて,「社会と規範」をテーマとしてコンプライアンスや職業モラル・マナー,医療モラル・ジレンマについて,「実践と倫理」をテーマに虚言や作品の盗作について,そして「社会と文化」をテーマとして過疎化の問題や他文化の受容,中国と日本の関係性についての講義が展開されています。それぞれの講師の方はその分野のスペシャリストであるため内容が奥深く,1回きりで授業が終わってしまうのが惜しく感じられる,とても充実した贅沢な授業です。

 そのため,受講生にも大変好評であり,講義を聞く姿勢は真剣そのものです。受講生は毎回の小レポート課題にも積極的に取り組んでいます。この授業を通じて,新たな物の見方や考え方を発見し,物事を深く考えられるようになったとの感想も見られるなど,回を重ねるにしたがい,受講生の確かな成長が感じられます。

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