市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジは12/26-12/27の2日間「宮城県気仙沼児童センター」を訪れ、7名の学生が参加しました。
この活動は被災地に住む子どもたちの心のケアを目的にスタートした活動ですが、今では震災を経験していない子どもたちへの防災教育を中心に、毎年夏と冬の長期休暇期間中にイベントを企画運営しております。
そんな中で今年は、子どもたちとただ遊ぶだけでなく、防災について学ぶ側面をより強めるため、事前に内容についてチーム・オレンジこども班で打ち合わせを重ねて準備しました。
毎年恒例となっているチーム・オレンジオリジナルの「防災クイズカルタ」はもちろん、そこで得た知識を活かしてもらうため実践や復習の時間を儲け、非常食である「えいようかん」を景品にするなど様々な工夫を凝らした今回のイベントは大成功であったと思います。
防災企画の他にも、パラリンピック種目であるボッチャにも挑戦していただき、初めての競技に子どもたちは興味津々でした。
これまで学生スタッフの自主参加型で継続的に行なっていた本企画ですが、今後は助成金や大学からの支援も検討しつつさらにより良い活動へと進化させていきたいと考えております。
文学部地理学科2年 木全俊介
[ 活動のタイムスケジュール ]
12/26(水)
11:00〜 自由時間
12:30〜 お昼休み
13:30〜 防災クイズカルタ(ゲーム形式)
14:30〜 防災クイズカルタ(実践形式)
★復習タイム ~復習タイムで防災カルタの内容を子どもに定着させる
15:30 活動終了
12/27(木)
11:00〜 防災グッズ作り(新聞紙スリッパ、新聞紙食器作りなど)
11:30〜 お昼休み
12:00〜 自由時間
15:30 活動終了
[参加学生の感想]
企画前は自らが主導となって子どもたちをまとめていくことに不安を抱いていましたが、どのようにしたら子どもたちに楽しんでもらうことができるかを自分なりに考え、今回のような参加型の防災企画を運営することができました。その一方で、複雑な災害時の知識をいかにして子どもたちにわかりやすく伝えることができるか苦労しました。まだまだ改善の余地がある企画だと思うので、さらに充実した活動を続けていくことができるよう、こども班全体で努力したいです。
文学部2年男
児童館の子供たちと一緒に防災グッズ作りや防災クイズカルタをしたことによって、自分たちも楽しく防災知識を身につけることができました。新聞紙でスリッパを作った時に一人の子がそれをとても気に入ってくれてボロボロになるまで履いてくれていたのはとてもやりがいを感じられて嬉しかったです。自分たちが児童館に行くことによって現地の子供たちが笑顔になってくれるのはとても嬉しいことなので、これからもこうした活動を続けていきたいと思いました。
文学部1年男
子供たちに防災知識を楽しくかつ効果的に伝えることができるかを工夫して臨みました。活動の中で効率よく説明できたと思う箇所もあった一方で子供たちにとって説明が不親切でわかりにくい箇所や、説明する中で自分の理解が不十分であることも認識しました。また子供たちにカルタに取り組んでもらうことで、カルタのゲームシステムに対する率直な意見を聞くことができました。子供たちに教える中で逆に子供たちに教えてもらいました。今回の活動で得られた反省を今後の活動に生かしてゆく所存です。
キャリアデザイン学部1年男
防災クイズカルタの様子
防災カルタの復習タイムの様子(大人に必要な水の量は何?)
実践タイムの様子(ペットボトルランタンってどのくらい明るいの?)
子どもたちからの手作りのプレゼント