実施報告(2019年度以前)

【市ヶ谷】ボランティアセンター学生スタッフVSP企画 ~食べ物求めています~フードバンクを実施しました(4/9~13)

  • 2018年05月07日
実施報告(2019年度以前)

市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)が、4月9日(月)~13日(金)春のボランティアWEEK期間中に、特定非営利活動法人セカンドハーベスト・ジャパンの協力のもと、「食べ物求めています~フードバンク」を学内で実施しました。


日本ではまだ安全に食べられるにも関わらず、廃棄される食べ物=食品ロスが毎年500~800万トンにものぼるといわれています。中には開封されずに廃棄された手付かずの食品も含まれています。

その一方で、日本には食事に不自由している人が多くいます。厚生労働省の2010年度調査では、日本の相対的貧困率は16%と戦後最悪となり、国民の6人に1人が貧困線以下の生活を強いられています。食べられることなく棄てられる食品がある一方で、その日の食事に事欠く人がいる。フードバンクはそうした方と食べ物を結び、食の不均衡を解決する一躍となっています。

春のボランティアWEEK期間中に新入生へのボランティア活動の告知も含め、身近にあるボランティア活動としてフードバンクの食品回収BOXを設置、回収活動を行いました。

5日間の回収結果は複数の種類の食料22㎏となり、VSPスタッフがセカンドハーベスト・ジャパンへ持参し、寄付いたしました。短期間ではありましたが、学生へのフードバンク、食品ロスへの意識づけの一助となりました。

 

〈企画者感想〉


・今回、学校内でもフードバンクに関するボランティアが出来ないかと考え、この企画を実施致しました。食べ物の回収にあたって、箱を設置しながらも「正直半分も埋まらないのではないか」と不安を抱きましたが、なんと最終的には回収箱一杯の食べ物を寄付していただき、大変驚きました。

 この企画を通して、フードドライブは企業だけでなく私たち学生でも簡単に行えることを知っていただけたのではないでしょうか。食べ物を捨てる前に、1日の食事も不自由な人がいることや、そのように食べ物を必要とする人へ届ける手段がある事を思い出していただきたいです。

 そして少しでも多くの学生にフードバンクの認知が広がり、また食品ロス問題に関心を持って頂けたなら幸いです。沢山のご協力、心から感謝いたします。

 

キャリアデザイン学部 キャリアデザイ学科 3年 赤羽七美

 

 

・初めて学内で実施したフードバンク~

正直始めはフードバンクの認知度が低い事から、少量しか集まらないと予想していましたが、実際に行ってみると多くの人が食べ物を寄付してくれました。自分自身この企画に関わるまでフードバンクと言う名前は知っていたものの、誰が行っているのか、どこで行っているのかは、ほとんど知りませんでした。

しかし今回実施した事によりフードバンクを知っている学生が大勢いる事がわかり、更にはフードバンクに興味を持ってくれた学生が増えました。中には「次回はいつやるの?」 、「教授室の前でもやって欲しい」などと声をかけてくれた方もおり、フードバンクを学内で行う意味はあったと思います。
 

日本には「明日食べるものがない」という人もいれば、好き嫌いで食べ物を残す人もいます。
ご飯を残さない。食べられない量を作らない。そういった簡単な事から始められるのを理解してもらえたかなと思っています。今回食べ物を寄付していただいた方々、活動を応援してくれた方々ありがとうございました。

 法学部 政治学科 2年  藤山雄多

 

                             

             

フードバンク食品回収BOX

フードバンクへの呼びかけ