12月10日(日)、市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフ(以下VSP)が「銀座のみつばちから知る大都心東京の自然」を実施し、7名の学生が参加しました。
NPO法人銀座ミツバチプロジェクトは銀座の屋上で養蜂を行い、東京における自然環境との共生や地域活性、全国の農家の支援を目的にマルシェ(物販販売)のサポートを行う「ファームエイド銀座」を開催しています。
プログラムを企画したボランティア学生スタッフは、夏前から主催の銀座ミツバチプロジェクトに直接連絡をし、授業の合間をぬって、活動の内容やスケジュールなどについて打ち合わせを重ねました。今回はその「ファームエイド銀座」のイベントボランティアとして活動させていただきました。
ミツバチ見学会では、実際にビルの屋上に行き、銀座ミツバチプロジェクト代表の田中さんから、蜜蜂が飛び交う中、ミツバチは環境指標の生物である事や、銀座からのビジネスの広がりなどの話を聞くことができました。参加者からは「銀座のビルの屋上に巣箱だけが置かれ、飼育されている様子は意外で驚いた」という意見もありました。田中さんへの質問も多く、参加者の高い関心がうかがえました。
当日は法政大学だけでなく立正大学や千葉商科大学の学生ボランティアが30名ほど参加し、他大学との交流もでき、協力して活動したことも貴重な経験となりました。
【企画学生の感想】
このボランティアでは銀座の屋上でミツバチがなぜ飼育され、どのような役割を果たしているのかを詳しく学べ、都市と自然環境の共生を理解することができました。普段は意識しない観点から銀座を見たことで銀座への見る目が変わりました。都会の真ん中の銀座も「一地域」であるということを実感しました。
また、商品販売を通じ、マーケティング等を学べたり、その地域の特産物や地域性や伝統なども学ぶことができ、とても有意義な経験ができました。
ただ、マルシェ(物販販売)でのボランティア時間が長く、銀座の自然環境とミツバチの生態などを学ぶ時間を十分に確保できなかったのは少し残念でした。
(法学部 政治学科1年 土佐佳史)
日本全国から多くの方が来ており、銀座ミツバチに関する事以外にも様々な食品などを売り出すためのマネジメント等について多くのことを知ることができ、私の専攻している植物医科学分野に関わることも多かったため自分の視野を大いに広げることができました。
(生命科学部 応用植物3年 志賀大地)
市ヶ谷ボランティアセンター、VSP学生スタッフは、今後もこのような学生が自ら発案、企画、実施するボランティア活動を継続していきます。
ファームエイドの準備
屋上でミツバチの説明を聞く
地域の物産の販売を手伝う1
銀座のビルの屋上で飼育されているミツバチ
地域の物産の販売を手伝う2
集合写真