実施報告(2019年度以前)

【多摩】熊本地震被災地支援で第3次隊(最終)を派遣しました~益城町木山仮設住宅で「チームたまモン」の4人が活躍~(2/19-2/21)

  • 2017年02月28日
実施報告(2019年度以前)

 2月19日(日)~21日(火)、多摩ボランティアセンター学生スタッフ「チームたまモン」の4人が益城町木山仮設団地(218戸・558人)で活動しました。

 益城町職員の方、熊本学園大学のみなさん、地元支援団体・企業の方、熊日新聞記者さんと意見交換、町内の中学校を訪問する等、幅広く交流しました。

 昨年夏、1・2次活動は同町体育館内避難所で行い、3次となる今回の受け入れ先は、同団地内の「地域支え合いセンター」(熊本YMCA運営)。218戸、ゼロ歳児~高齢者550人が居住。YMCAさんには、通算2回目のご指導を受けました。

 1日目は、2カ所の集会所を回り様々な方と交流。まず、高齢者の折り紙づくりに参加。ツル、まり、箱作りにチャレンジ。難度の高いクジャクづくりもお教えいただきました。作品ができるとコーヒーとお菓子をいただきながら談笑。

 続いて、親子遊びの集会場に移動すると、「誰とっ?」「ほうせいのおねえちゃん」、子供10数人に取り囲まれ大騒ぎに。学生が持参した材料を取り出し、「お雛様、お内裏様をつくるよ」と呼びかけ、椅子に座ったところ静かになり熱中。次々に個性的なお人形が出来上がりました。

 各集会場の一画では、町役場の方、子供支援団体、地元大学の先生がお母さん方に子育ての課題や要望を懇談していました。別な場所では、福岡県内の大学グループが益城町の魅力マップ作り中。お年寄りから、木山の昔話や伝説を聞いていました。多様な支援が動いている、と感じました。

 2日目は、団地に到着後、雨のため室内作業に。天気が回復した午後からは、職員の方と一緒に戸別訪問して傾聴を行い、手作りの招待状で翌日のひな人形づくり企画をPRしました。室内を拝見させて下さったご家庭もあり、地震直後の様子や避難所経験をお伺いしました。

 3日目は、町立木山町中学校を訪問後、現地に。集会所で大人向けの「ひな人形」作りを開き、たくさんの来場があり、用意した折り紙が品切れ、追加購入してきました。午後は福岡県のボランティア団体約20人が来所、おみやげの「炭鉱あんぱん」を食べながらの交流会に参加。このほか、被災された方のご案内で、益城町中心部を見学。夕方、見送りにきたこどもたちに「バイバイ」をして、熊本空港に向かいました。

 チームの目的は子ども、育児中のママ、高齢の方の支援。キャンパスには、3次の派遣で、被災地を結ぶたくさんの方との絆というおみやげを持ち帰りました。

※本件は、公益財団法人大和証券福祉財団「平成28年度熊本地震」災害時ボランティア活動助成をいただき実施しました。

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