実施報告(2019年度以前)

【市ヶ谷】市ヶ谷ボランティアセンター主催でボランティアセンター学生スタッフ(VSP)が 「伴走ボランティア入門講座」を実施し、20名の学生が参加しました

  • 2017年01月16日
実施報告(2019年度以前)

12月15日に市ヶ谷ボランティアセンター主催でボランティアセンター学生スタッフ(VSP)が
「伴走ボランティア入門講座」を実施し、20名の学生が参加しました。

本講座は、2017年1月14日に代々木公園で実施する「伴走ボランティア体験教室」の事前学習として、伴走の楽しさ、基礎知識を学ぶということで実施しました。今回お呼びした二人の講師のうち一人は、目に障がいを持った方であったため、講座では伴走を「する」立場だけでなく、「される」立場からのご説明もしていただきました。
例えば、目の前を自転車が通りかかろうとするとき、目の見えない方にとっては、それが右から来ようが左から来ようがあまり関係はありません。自転車が来るという事実を認識することが最も重要なのです。ですから伴走者は端的に周りの様子を伝えるために、本当に必要な情報を即座に選択することが重要になります。これは伴走に限ったことではなく、日常生活にも当てはまります。

目の不自由な方と一緒に歩いている途中で、階段を使わなければならないとき、ただ「階段がある」ということを伝えるだけでは不十分です。上りなのか下りなのかということも忘れずに知らせる必要があります。
これを学ぶことができたということが、この入門講座で最も大きなポイントになったのではないかと思います。

また今回の講義の中では、実際に目が見えない状態を体験する時間を設けました。二人一組になり、片方がアイマスクをつけ、もう片方がロープで誘導して教室を歩く(伴歩)というものです。この体験で、参加者は身をもって見えないことの不安や誘導することの難しさを感じることができたと思います。

以上のように、この入門講座では、伴走するうえで必要な知識、また目が見えないということはどのようなことかについて知ることができました。
今後も障がい者に対する理解を促進する講座を実施していきたいです。

ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)法学部・政治学科2年 成田 大輝

    

 

伴走に必要なものについて説明を受けている参加学生

 

講師から伴歩体験の注意事項について 説明を受けている様子

 

アイマスクとロープを使い伴歩体験

 

机と机の間を慎重に慎重に歩いている様子