実施報告(2019年度以前)

【小金井】ボランティア講座 介助犬とのふれあいから、障がい者にとっての優しい社会を考えよう!を実施しました(11/17)

  • 2016年12月07日
実施報告(2019年度以前)

11月17日に小金井ボランティアセンター主催のボランティア講座「介助犬とのふれあいから、障がい者にとっての優しい社会を考えよう!」を実施し、10名が参加しました。

2016年4月より障害者差別解消法が施行されました。障がい者の方々の社会参加と自立を促進するための法律です。このような社会の動きを背景に、本学学生の皆さんに障がい者にとっての優しい社会とは何か、私たちができることは何かを考えるきっかけつくりとして、本企画を実施しました。

当日は、社会福祉法人 日本介助犬協会の職員2名と介助犬PR犬1頭に本学に来校いただきました。日本介助犬協会職員の方より、介助犬を取り巻く法制度、介助犬が生まれてからリタイヤするまでの育成過程、介助犬の訓練についてお話しいただきました。その後、介助犬PR犬による「床に落ちている硬貨を拾いあげる」「冷蔵庫からペットボトル飲料を持ってくる」「靴や靴下を脱がせる」「会場内に隠した携帯電話を探して持ってくる」のデモンストレーションがありました。介助犬を理解すると同時に、介助犬を訓練する訓練士の方々の「障がい者を支援したい」という熱意に触れることができ、大変有意義な講座でした。

小金井ボランティアセンターでは、今後もこのような講座を企画していく予定です。

協力:社会福祉法人 日本介助犬協会

<参加者からの感想>

・介助犬の可愛らしさと共に、あまりの従順さに驚かされました。訓練士の方々の努力の素晴らしさに感動しました。介助犬の存在すら知らなかったので、この講座を受講して、いい経験ができました。

・介助犬の役割だけでなく、それを必要としている方の必要性や、介助犬に介助してもらうまでの色々な過程があって初めて介助犬と共に生活していくことができることを知りました。

・補助犬については、犬にとってその一生が幸せなのかという考え方もありますが、この講座で、犬が作業をやらされているのではなく、遊びの延長で介助補助を行っていること、寿命は普通の家庭犬と変わらないということを聞き、安心しました。実際にデモンストレーションを見て、介助犬が楽しそうに作業していることが分かりました。講座を受けたひとりとして、正しい情報を伝えていきたいと思います。

・介助犬は、犬だけでなく「介助犬・ユーザー・訓練士」の三者がいて初めて成り立つのだと感じました。ユーザーも、不自由な体の可能な限りで介助犬の世話をします。このことで互いに支え合う信頼関係が生まれ、かけがえのない存在になっていくのだと思います。

・身体障害者補助犬法が施行されても、いまだに介助犬が拒まれる現状があることを知りました。介助犬が自然に受け入れられる社会になっていくことが、人にも動物にも優しい社会といえるのだと思います。


介助犬についての講義

介助犬についての講義

床に落ちた硬貨を拾いあげる

床に落ちた硬貨を拾いあげる

脱がせた靴下を籠に入れる

脱がせた靴下を籠に入れる

ペットボトル飲料を取るために冷蔵庫を開ける

ペットボトル飲料を取るために冷蔵庫を開ける