市民がつくる優れた映像作品を表彰する「東京ビデオフェスティバル2017」で法政大学社会学部生4名が水島ゼミの授業内で制作したドキュメンタリーが入賞し、「TVFアワード」に選ばれました。
このコンクールには社会学部から一昨年1名、昨年2名が入賞していますが、一挙4名の入賞は全国の大学でも前例がなく、かつてない快挙と言えます。
入賞が決まったのは、社会学科3年の林原あずささんの「ケガと弁当自分持ち!〜生き物をつなぐコミュニティガーデン〜」、メディア社会学科3年の梨元萌衣さんの「美しき過疎」、同3年の春名美咲さんの「8年前を歩く」、同3年の仲澤大夢さんの「島民の本音」で、いずれも水島ゼミの授業で制作した作品です。
林原さんの「ケガと弁当自分持ち!」は、生ゴミを有効活用して無農薬・無化学肥料による農業を目指すコミュニティガーデンに集う人々を追いました。梨元さんの「美しき過疎」は消滅の危機が叫ばれる長野県の限界集落に生きる人々の生活を描きました。春名さんの「8年前を歩く」は、中学時代に受けた同級生による過酷ないじめの末に転校せざるを得なかった実体験を当時の教師や同級生らを訪ね歩いて向き合うセルフドキュメンタリー。仲澤さんの「島民の本音」は、北方領土の島民3世の作者が風化しつつある「北方領土返還運動」をめぐる本音を取材した作品です。
今回入賞が決まった法政大生の4作品を含めて入賞40作品の中から、2月11日に「ビデオ大賞」などが選ばれる予定です。
これらの作品は「市民がつくるTVF」のホームページで視聴することができます。