トピックス(2019年度以前)

「地方の時代映像祭」にて社会学部生制作作品が入賞

  • 2016年09月21日
トピックス(2019年度以前)

 地域の出来事から社会を見つめる優れたドキュメンタリー作品に贈られる「地方の時代映像祭」コンクールで社会学部3年の高瀬智基さん(メディア社会学科)が水島宏明ゼミで個人制作した「和枝バラ~隠された悲劇~」の入賞が決まりました。

 この作品は1977年に米軍のファントムジェット機が横浜の住宅街に墜落して土志田和枝さん(当時27歳)と2人の幼子らが犠牲になった事件を今の時代に振り返るものです。事件当時は大きく報道されたのに現在では忘れられつつある悲劇を関係者の証言を丹念に集めて取材しました。高瀬さんは現在、カナダのアルバータ大学に留学中ですが、受賞の知らせを聞いて「取材に協力してくださった方々に感謝しています。様々な観点からアドバイスをくれる先生やゼミ生に巡り会えたことは幸せです。これからも社会を映し出すドキュメンタリーを制作したいと思います」と喜びを語っていました。

 「地方の時代映像祭」の表彰式は11月12日午後に大阪・吹田市で行われ、入賞作品の中から優秀賞や奨励賞などが発表されます。留学中の高瀬さんに代わって他のゼミ生が出席してトロフィーを受け取る予定です。

「和枝バラ〜隠された悲劇〜」より機墜落事故の悲劇を伝える母子像

「和枝バラ〜隠された悲劇〜」より機墜落事故の悲劇を伝える母子像