トピックス(2019年度以前)

「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2016」社会学部学生制作3作品「優秀作品賞」など受賞

  • 2016年08月30日
トピックス(2019年度以前)
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表彰式後の社会学部学生3人

 ドキュメンタリー監督への登竜門とされる「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2016」で、法政大学社会学部の学生が制作した3つの作 品が「優秀作品」などを受賞しました。今年で14回目を数えますが、法政大学の学生が同映画祭で受賞したのは昨年に続いて2年連続です。
「ヒュー マンドキュメンタリー映画祭≪阿倍野≫」は、毎年8月下旬に大阪市阿倍野区で行われる国内トップレベルのドキュメンタリー映画祭で、プロのドキュメンタ リー監督による作品を上映するほか、未発表のアマチュア作品のコンペも行っています。

 今年は社会学部水島宏明ゼミから応募した社会学科3年の髙田詩織さんの「子どもとママの居場所」、同・須藤菜々子さんの「20匹は生きている」、 メディア社会学科3年・春名美咲さんの「8年前を歩く」が入賞を果たしました。映画祭最終日の8月28日にグランプリに次ぐ最優秀作品などが発表されまし たが、このなかで髙田さんの「子どもとママの居場所」が最優秀作品に次ぐ、優秀作品に選ばれ、表彰されました。髙田さんの作品は重度心身障がい児を抱える 母親たちの悩みに寄り添うものです。「相模原市での障がい者殺傷事件も起きてしまうギズギスした社会環境にあって、当事者の切実な気持ちに寄り添った 作品」として高く評価されました。
 須藤さんの作品は河川敷で野良犬や野良猫と暮らすホームレスの男性のユニークな小動物保護のあり方に焦点を当てたもので、春名さんの作品は8年前の中学時代に自身が味わった過酷なイジメ体験について、当時の教師や同級生に面会してなぜ自分がいじめられたのか尋ねて歩く検証ドキュメンタリー。
 様々な社会問題を映し出した社会学部生のドキュメンタリーが入賞作品の半数を占めたことに会場では驚きの声が上がっていました。

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壇上であいさつをする髙田さん

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表彰後,壇上であいさつをする須藤さん

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表彰状を受け取る春名さん