2017年2月22日、市ヶ谷キャンパス外濠校舎において、法政大学教職課程センター・キャリアデザイン学部共催シンポジウム「いじめ問題を考える3―いじめ防止実践の未来像―」が開催され、200名近くの方々にご参加いただきました。
高野良一先生の開会ご挨拶
教職課程センター・副センター長(キャリアデザイン学部教授)の高野良一先生より、開会挨拶が行われました。2012年センター発足以来、3回目となる「いじめ問題を考える」シンポジウムのこれまでの経緯と本日の趣旨についてお話いただきました。
佐貫浩先生のご報告
キャリアデザイン学部の佐貫浩先生より、「学生のいじめ・いじめられ体験から見るいじめの本質と課題」をご報告いただきました。学生のいじめに関する体験の振り返りを読み解く中で、いじめの背景にある問題、学校教育の問題を捉えて、学校現場としてどういじめに取り組んでいくべきかを考えるものでした。
高原晋一氏のご報告
続いて、名古屋市教育委員会 子ども応援室 首席指導主事の高原晋一氏に、「なごや子ども応援委員会の仕組みと活動」についてご報告いただきました。名古屋市独自の子どもを対象としたカウンセリングやソーシャルワークの多角的な連携や取り組みを、海外の事例も交えて、お話しいただきました。
尾木直樹先生のご講演
後半は、教職課程センター長の尾木直樹先生より、「いじめ防止対策推進法3年の成果と課題」の講演が行われました。現在まさに推進法の改訂が進行中であり、これをにらみつつ学校・教師、教育行政、親・保護者という多角的視点から、今後の課題について熱く語られました。
続いて「来場者との交流」では、遠藤野ゆり キャリアデザイン学部准教授の進行のもと、3名の講演・報告者が登壇し、会場から寄せられた質問への回答をいただきました。
花束の贈呈
また、キャリアデザイン学部発足以来、専任および特任教授としてご勤務され、また、この3月末まではセンター長をされてご退職される尾木先生に、感謝の気持ちをこめて花束の贈呈が行われました。
金山善昭先生の閉会ご挨拶
最後に、キャリアデザイン学部学部長金山善昭先生に、44年間教育研究活動をされてきました尾木先生のエピソードを交えながら、閉会のご挨拶をいただきました。