トピックス(2019年度以前)

教職課程センターシンポジウムを開催しました

  • 2015年03月26日
トピックス(2019年度以前)
尾木直樹センター長の講演

尾木直樹センター長の講演

 2015年3月25日、市ヶ谷キャンパス外濠校舎において、法政大学教職課程センターシンポジウム「いじめ問題を考える2―予防のための教育のありかた―」が開催され、200名の方々にご参加いただきました。

 本学教職課程センター長である尾木直樹教授より、尾木教授がいじめ問題の調査を行った事例を中心とした「子ども主体のいじめ防止教育を考える」の講演が行われました。いじめ問題の難しさや、子ども主体の防止教育の追及の方法として、後半の仲野繁先生による事例紹介へとつながる話となりました。

渡辺弥生教授の講演

渡辺弥生教授の講演

 続いて、文学部心理学科の渡辺弥生教授の講演では、「いじめ防止につながる子どもの理解と支援」について、子どもの発達の理解、子どもへソーシャルスキルや感情について教えることなどを、参加者が2人1組となったワークショップをすることで理解を深めるような内容となりました。

辰沼小学校校長の仲野繁先生

仲野繁校長先生のご報告

 後半は、最初に足立区立辰沼小学校校長の仲野繁先生により、「わが校のいじめ事前防止教育」をお話しいただきました。従来のいじめ対応を見直した、辰沼小学校での児童主体のいじめ防止活動を、実践映像を交えて紹介され、結果や今後の課題について熱く語られました。

 続いて「来場者との交流」コーナーでは、遠藤野ゆり キャリアデザイン学部准教授の進行のもと、3名の講演者が登壇し、会場から寄せられた質問への回答をいただきました。

 最後に、田中優子総長の閉会挨拶では、本学の教職課程を充実させ、教育のさまざまな問題に取り組んでいくことや、本学が免許更新講習を再開することをお話しいただきました。

 限られた時間の中ではありましたが、前回に引き続き多くの方々が参加され、講演者それぞれの立場からの貴重な意見を聞くことができる機会となりました。