お知らせ

【第24回環境展特別企画】気象庁気象研究所協力講座「地球温暖化シミュレーション -かけがえのない地球の未来を想像する―」参加者大募集(2023年11月22日(水)15:00~16:00)

  • 2023年10月02日
  • イベント・行事
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 2023年7月、観測史上最も暑い月となりました。同月、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、世界気象機関(WMO)の報告を受け、異常気象が世界の各地で発生していることに触れ、「地球温暖化の時代は終わり、地球が沸騰する時代が到来した」と警笛を鳴らしました。2023年11月下旬からは、地球温暖化の解決に向けて、アラブ首長国連邦において国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)が開催されます。

 法政大学環境センターは、「第24回環境展」特別企画として、気象庁気象研究所気象予報研究部第二研究室 川合秀明主任研究官を講師にお招きし、「地球温暖化シミュレーション」をテーマに、気候変動の緩和・適応策を検討する上で大切な将来の気候の予測に関する最新の研究を中心にご講演いただく予定です。

 我々が暮らす「かけがえのない地球」においては、我々人類の他にも様々な生物が生息しており、相互に影響を与え合いながら暮らしています。とりわけ、地球温暖化は、森林を含む陸域、淡水及び海洋にすむ多くの生物の生息域や季節的活動、移動パターン、生息数及び生物種間の相互作用を変移させていると言われています。

 今夏の異常気象は、地球温暖化や高い海面水温や山から熱風が吹き下ろすフェーン現象、南米ペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象などの複数の要因の影響を受けたと言われています。異常気象や気候変動は、熱や水や炭素が地球上を循環する気候システムの中で引き起こされます。気象庁気象研究所においては、気候システムの全体像を突き止めるべく、大気や海洋などから観測データを集めて解析し、階層的な地球システムモデルを用いて再現・解明と予測を進めています。

 「第24回環境展」は、母校愛の強い兎で、自分の背中に「かけがえのない地球」の未来がかかっていると思いこみ、地球環境問題の解決に向けて世界を舞台に様々な活動をしている「えこぴょん」の涙をとめるために一人一人の声を届けることで、一人一人が地球環境問題に取り組むきっかけとなればと願い、企画しました。

 「第24回環境展」開催期間中には、外濠校舎一階メディアラウンジにおいて、川合秀明講師による地球温暖化シミュレーションの方法とそれを用いた将来予測に関連した研究概要や「環境月間」特別企画・日本で最も古くから高層大気の観測に挑んできた「高層気象台」及び「気象研究所」訪問”こだわりの詰まった”エコツアー開催報告を展示にてご紹介させていただく予定です。

 この秋、地球温暖化の解決に向けて、気候や地球環境の変動とメカニズムをよりよく理解し、それらの将来予測の信頼性の向上や観測や数値モデルの発展に関する最新の知見に触れることで、我々人類と生物が相互に影響を与えながら暮らす「かけがえのない地球」の未来に迫ります。

実施概要

日 時 

2023年11月22日(水)15:00~16:00(予定)

場 所  法政大学市ケ谷キャンパス・会議室(詳細につきましては、参加申込をされた方に後日ご案内致します)
対 象  本学学生・大学院生・一般(参加費無料)
講 師 気象庁気象研究所気象予報研究部第二研究室 川合 秀明主任研究官
締 切 

2023年11月16日(木)

※応募者多数の場合には締切前に申し込みをされた場合におかれましても参加がかなわない場合がございます。

主 催 

法政大学環境センター・市ケ谷環境委員会

申込み

必要事項を下記のメールアドレス( ickankyo@hosei.ac.jp )にお申込みください。

①氏名(漢字・ふりがな)②所属(学部・研究科・学年・学生証番号)③連絡先(携帯電話)

※後日、環境センターから参加者にメールにて集合場所についてご連絡致します。

その他

・当日に撮影した写真は、講演会の実施報告として法政大学環境センターWebsiteや「法政大学環境報告2023」等に掲載させていただく予定でおりますので、申込に際しては予めご了承下さい。
・本講演会に参加された方には、もれなく「えこぴょん特製グッズ」を差し上げます。

問合先 法政大学市ヶ谷キャンパス(九段校舎6階)
TEL:03-3264-5681
E-Mail:ickankyo@hosei.ac.jp