2023年6月16日(金)、法政大学環境センターが事務局を務める「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト」は、”こだわりが詰まった”「法政大学で最愛の庭園」を目指して、第二弾「こだわりの眺め」を開催しました。
プロジェクトの活動拠点である「グリーン・テラス」は、市ケ谷キャンパスに唯一残る企画から維持管理まで全てのプロセスに学生が参画して2005年春に学生・教職員の「憩いの場」として誕生した「屋上庭園」です。
プロジェクト第二弾においては、まず、法政大学環境センター榎本 直子より「こだわりの詰まった法政大学で最愛の庭園」の「見どころ」や「誕生秘話」、現在の見頃を迎えた花菖蒲や紫陽花、生物が生育・生息する空間や学生・教職員の憩いの空間を意識した「こだわりの眺め」の視点についてお話ししました。
続いて、今回のテーマである「こだわりの眺め」についてメンバーと問題意識を共有しながら、センブリ、ゲンノショウコと並んで日本三大民間薬の一つとして挙げられているドクダミや侵略的外来種ワースト100に指定されているヒメジョオンなどを刈り取りながら、宮城野萩の紅紫と白花の交配品種の武蔵野萩、絶滅危惧Ⅱ類の桔梗の苗を植えました。また、園路からの眺めに“こだわって”多年草のクルクマの球根、菜園区画では新たにみどりのカーテンを目指してスイカ、落花生、ミニトマト、「2023新宿エコライフまつり」にていただいたミョウガの苗を植え、2023年3月に菜園区画に定植したじゃがいもや枝豆の収穫を皆で楽しみました(宮城野萩、桔梗、スイカ、落花生、ミニトマトは環境センター榎本直子が寄贈)。
2023年度は、市ケ谷キャンパスの「グリーン・テラス」を活動拠点に、皇居、北の丸公園、靖国神社を経て外濠公園につながる「外濠」地域のビオトープネットワークを意識し、地域の生物多様性の保全、気候変動の緩和・適応、ヒートアイランド対策等を視野にいれて、「自然」とのつながりを考えながら、これから十年先も”こだわりが詰まった”「法政大学で最愛の庭園」を目指してメンバーを募集しています。
法政大学環境センターが事務局をつとめる「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト」は、千代田区・新宿区にまたがる「外濠」におけるビオトープネットワークを意識して、「愛校心」がもたらした小さな「出会い」と「行動変容」を積み重ねて「法政大学で最愛の庭園」を目指した取り組みが評価されて、2022年3月に千代田区主催「令和3年度 ちよだ生物多様性大賞」において入賞、2023年2月に新宿区主催「第16回新宿エコワン・グランプリコンテスト」グループ部門・奨励賞を受賞しました。
それでは、皆様と”こだわりが詰まった”「法政大学で最愛の庭園」にてふたたびお会いできることを楽しみにしております。