環境月間特別企画「えこぴょんと海の豊かさを守る大作戦」参加者大募集（2023年6月16日応募締切）

　2023年6月、法政大学環境センターは、環境月間特別企画として、我々の暮らしにおける一つ一つの「選択」とSDGsの重要課題との関連性を身近に考えることができるように、地球規模の海洋汚染の一因となっている「海洋プラスチックごみ」削減をテーマに、本学学生の皆さんがどこにいても参加できる「えこぴょんと海の豊かさを守る大作戦」を企画しました。

　本学は、2017年度に法政大学環境マネジメントシステム（法政大学EMS）を構築し、学生の参画の拡大を目指しながら、教育・研究をはじめとするあらゆる事業を通して、環境負荷の軽減および自然環境の保全・再生に貢献することを目指しています。

　我々が暮らす「かけがえのない地球」には、人間の他にも様々な生物が生息しており、相互に影響を与え合いながら暮らしています。 ペットボトルやレジ袋を始めとする使い捨てプラスチックは、我々人間の生活を便利にしましたが、「海洋プラスチックごみ」による地球規模の海洋汚染の一因となっています。「海洋プラスチックごみ」は、「マイクロプラスチック」となって、長期にわたり海に残るため、2050年までに魚の重量を上回ることが予測されています。2019年には、海岸に打ちあげられたクジラの胃から大量の「海洋プラスチックごみ」が確認されたことが報道され、「えこぴょん」も大変胸をいためています。

　また、「海洋ごみ」の約八割は、街から川を経由して海に流れ出しているとされており、「海洋ごみ」を減らすためには海だけではなく、街においても「一人ひとりができること」から取り組むことが大切です。

　2023年4月、法政大学環境センターは、「自然とのつながりを意識して、活動シーンにあわせて、廃棄物削減を目指した法政大学の掟」をリニューアルし、「海洋汚染の原因となる使い捨てプラスチックゴミの削減」や「分別廃棄の運用基準が紛らわしいゴミ」等を「えこぴょん」や海で暮らす生物からお伝えして廃棄物削減を目指しています。

　2020年11月、法政大学環境センターは、「法政大学EMS運用管理アンケート」調査結果から地球環境問題の解決の妨げとなる「行動バイアス」分析し、「えこぴょん」と一緒に、健康的に、地球環境問題の解決を目指したプログラムを企画立案し、「サステイナブルキャンパス賞2020」大学運営・地域連携部門において「奨励賞」を受賞しました。

　なお、企画に参加された方には、環境省が推進している「プラスチック・スマート」に賛同し、カトラリーには竹、ケースにはコットン素材を始めとした天然素材からつくられた「えこぴょん特製カトラリーセット」を進呈します。

　母校愛の強い兎で、自分の背中に地球の未来がかかっていると思いこみ、地球環境問題の解決に向けて世界を舞台に様々な活動をしている「えこぴょん」と、一つ一つの「行動」と「自然」とのつながりを意識し、身近なところから地球環境問題に取り組むきっかけとなればと願います。