お知らせ

法政大学は、活動シーンにあわせて、「健康的」に、地球環境問題の解決を目指した「法政大学の掟」をリニューアルします。

  • 2023年04月03日
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 実験、授業、研究、課外活動、食事を始めとした一つ一つの「行動」が「地球環境」にもたらす影響は一つ一つの「選択」によって変わります。地球環境問題の解決に向けて、キャンパスにおける「活動シーン」にあわせたアプローチを意識する必要があります。

 法政大学環境センターは、新年度に向けて、「活動シーン」にあわせて、「健康的」に、地球環境問題の解決を目指した「法政大学の掟」をリニューアルします。

 本学は、地球環境問題の解決に向けた決意表明・宣言として、1999年に「環境憲章」を制定し、2017年度には、市ケ谷・多摩・小金井キャンパスを対象範囲とした「法政大学環境マネジメントシステム(EMS)」を構築しています。

 2020 年冬に出現した新型コロナウイルス感染症は、感染症の拡大状況を予測することが困難であり、運動不足や大学生活におけるモチベーションを始めとした「健康」に与える影響が懸念されました。環境センターは、これまで以上に、「快適さ」を意識し、「大学生活の充実」と「健康増進」と「地球環境問題の解決」を同時に目指し、皆様にもご協力いただきながら、「法政大学EMS」の運用方法を大幅に工夫しました。

 例えば、法政大学環境センターは、「健康の問題(体力の問題も含む)」約38%(2019年度/市ケ谷)や「時間的な問題」約30%(2019年度/市ケ谷)等が「環境配慮行動」を妨げる行動バイアスとなり、習慣化された「エレベータ」利用から未来に続く「階段」利用への「行動変容」を促すことを目指し、期間を設定して、難易度の異なる三段階の「階段」利用の目標から参加者各自が宣言する行動経済学「ナッジ」を活用した「Take the Stairs at HOSEI 2021」を企画し、「階段」利用の運用基準の順守率が大幅に改善、運用基準を順守しない理由から「時間的な問題」が大幅に減少しました。

 2021年2月、法政大学環境センターは、新宿区主催「第14回 新宿エコワン・グランプリコンテスト」環境にやさしい事業者部門において、「法政大学の掟」を始めとした学生・教職員の「行動変容」を目指した取組が「環境にやさしい事業者大賞」を受賞しました。

 地球環境問題は、我々人類の一つ一つの「行動」が遠く離れた「地球」のどこかで影響をもたらしている可能性があります。例えば、用紙の原料を供給する「森林」には、二酸化炭素を吸収し、炭素を蓄積する樹木や草花を始めとした植物が生育し、樹の幹や土の中にはたくさんの動物が生息しています。

 本学においては、「えこぴょん」や森林や海で暮らす生物から地球温暖化の防止、廃棄物削減、紙資源削減を始めとした地球環境問題の解決を目指す上での「心構え」と「実践例」を示した「法政大学の掟」が、これまで以上に、教育研究・大学生活を充実させながら、活動シーンにあわせて、快適に、健康的に、地球環境問題の解決を目指した取組に楽しみながら参加していただくきっかけとなればと願います。

  • 「用紙の原料となる森林の機能」や「紙資源削減の実践例や想定される効果」を「えこぴょん」や森林で暮らす「動物」からお伝えする「紙資源削減に向けた法政大学の掟」。2020年度と比較して、市ケ谷と付属校の両面印刷の割合が大幅に増加しました。

  • 「海洋汚染の原因となる使い捨てプラスチックゴミの削減」や「分別廃棄の運用基準が紛らわしいゴミ」等を「えこぴょん」や海で暮らす生物からお伝えする「自然とのつながりを意識して、活動シーンにあわせて、廃棄物削減を目指した法政大学の掟」。

「えこぴょん」から「節電の実践例とCO2削減量と節約されたコストの目安」を紹介する「快適に、健康的な節電キャンパスライフを目指した法政大学の掟」。授業、実験、研究、課外活動、食事を始めとしたキャンパスにおける活動シーン毎にエネルギー使用方法と使用量が異なることから、身近なところから取り組むことの大切さをお伝えします。