お知らせ
2020年12月2日(水)、「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト」の第三弾「NEW SPRING 対 こだわりの詰まった法政大学で最愛の庭園」編を開催しました。
「グリーン・テラス」は、「屋上緑化」の企画から設計、施工及び維持管理まで全てのプロセスにおいて学生が参画して、全国でも珍しいプロセスを経て2005年に誕生した市ケ谷キャンパスに唯一残る「屋上庭園」です。
2020年度は、「グリーン・テラス」において、樹木や植物や庭園に遊びに来る鳥や蝶を始めとする生物の生息・生育空間を意識した「REAL GARDENER」として「法政大学で最愛の庭園」を目指しています。
まず、環境センター榎本より「グリーン・テラス」の誕生に至るまでの歴史、地域のビオトープネットワークにおける位置づけ、庭園の見どころ及び第三弾で植える「苔」類と近隣の生息地(国指定の天然記念物「ヒカリゴケ」は江戸城跡に生息)、クロマツ、ヤブラン等の特徴を紹介し、ひょうたん池に生息する「生物」を観察しました。今回は、メンバーの希望で「久留米ツツジ」や「パクチー」も植えてみました。
プロジェクトメンバーは、「NEW SPRING」に向けて、出入口付近の花壇を飾っていた「ハイビスカス」の鉢あげ、気候変動の緩和の効果が期待されるヤブラン、ハイゴケ、スナゴケ、カモジゴケや日本の正月を飾るクロマツを用いて庭園づくりに励みました。
花壇には、2021年のクリスマスシーズンが待ち遠しくなるように、年間に30cm~50cmの生育が見込まれるヒノキ科の「グリーン・コーン」や鳥や蝶が好む香りが特徴の150球の球根を植えましたので「NEW SPRING」を楽しみにお待ち下さい。
学事日程においても師走に入り慌ただしくなりましたが、「法政大学で最愛の庭園」においては、メンバーのおかげで「NEW SPRING」に向けた準備がしっかり整いました。
今年度は、「法政大学で最愛の庭園」はすっかり樹木や植物や庭園に鳥や蝶を始めとする生物の生息・生育空間となっておりますが、新型コロナウィルス感染症を乗り越えて、「NEW SPRING」を迎えることができることを願います。