本学においては、2020年9月18日(金)より無事に秋学期が始まりました。
2020年10月1日(木)、こだわりが詰まったエコツアー当日は、都心は午前中に小雨がぱらつきましたが、午後には過ごしやすいエコツアー日和となりました。
環境センターは、10名の学部・大学院生を引率し、日本においても数少ない「風力発電」を活用した「水素」の製造・貯蔵・輸送・利用というサプライチェーンの構築及び事業可能性の検討を目指した環境省「地域連携・低炭素水素技術実証事業」の現場である「ハマウィング(横浜市風力発電所)」を訪問しました。
横浜港の風を受けて発電する「ハマウィング」が所在する横浜市は、「環境未来都市」から「SDGs未来都市」に向けて、地球環境問題から高齢化を始めとした社会・経済分野の重要課題の解決に向けて行政・企業・市民が連携して取組を進めており、2050年に向けて「脱炭素化」を目指して再生エネルギーを積極的に活用しています。
現地においては、新型コロナウィルス感染症拡大の防止策として、二グループにわかれて、環境省「地域連携・低炭素水素技術実証事業」に関する説明と施設・設備の見学を行い、久しぶりにエコツアーに参加した学生からも活発に質疑応答がなされました。
「エネルギー利用効率」の観点からは、発電した電力をそのまま利用することが、最も効率的ですが、発電した電力を「水素」に変換し利用することは、「持続可能な地球社会の構築」を目指した「水素」の新たな可能性に挑戦する画期的な実証事業だと言えます。
エコツアーは、横浜市環境創造局環境エネルギー課のご協力のもとで新型コロナウィルス感染症拡大の防止策を講じて実施致しました。また、「ハマウィング」における風力発電を活用した水素製造等の最先端「実証事業」の現場を実際に訪問させていただく大変貴重な機会となりました。
環境センターは、今後も新型コロナウィルス感染症拡大の防止策を講じながら、「持続可能な地球社会の構築」に向けて地球環境問題の謎に迫っていきたいと考えております。