今日われわれの社会は、地球温暖化・オゾン層の破壊・酸性雨・熱帯雨林の減少・野生生物種の減少など全地球的な課題に直面しています。地球環境問題は、ますます深刻になっており、21世紀を文字通り「環境の世紀」としない限り人類の未来はないと言えるでしょう。今世紀にいかにして「持続可能な社会」を構築するか、そのためどのような対策を打ち出すか、が緊要の課題となっています。「グリーン・ユニバーシティ」とは、このような社会的課題に応え得るよう、大学が積極的に教育・研究のリオリエンテーション(方向転換)を目指す姿勢を表すキーワードです。
法政大学では1999年3月に「環境憲章」を制定し、「持続可能な社会」の実現を目指す具体的な取り組みを開始しました。同年9月に、総合大学としては日本で初めてISO14001(環境マネジメントの国際規格)の認証を92年館(大学院棟)で取得しました。2001年10月からは登録サイトを市ケ谷キャンパス全体に拡大、2004年度は多摩キャンパスにおいても環境マネジメントシステムの登録範囲を拡大しました。「環境憲章」の具現化として学内の環境改善の取り組みを継続しています。2017年度には小金井キャンパスを含む三キャンパスを包摂した法政大学独自の環境マネジメントシステムを始動しています。
こうした基本方針の下、法政大学は環境教育・研究活動、環境負荷を低減するための活動に、特に力を入れて取り組んでいます。
法政大学が環境活動に取り組むという決意表明・宣言
法政大学におけるすべての環境活動の基本原則
2004年度、法政大学は第13回地球環境大賞 「優秀環境大学賞」を受賞しました。