ニュース(2019年度以前)

健康増進と節電を目指した「階段利用キャンペーン」を実施しました(実施期間:2018/4/25~5/31)。

  • 2018年06月19日
ニュース(2019年度以前)

 本学は、地球環境問題の解決に向けて、グリーン・キャンパス創造計画書において「上り1階、下り二階」を階段利用の目安と定めております。2017年度に本学教職員を対象に実施したEMS運用管理アンケートからは、常にエレベータの利用の運用基準を順守している割合が市ケ谷キャンパス45%、多摩キャンパス34%、小金井キャンパス43%となっており、約半数以上がエレベーターが常態化している点が明らかになりました。

 環境センターは、健康保険組合と連携し、九段校舎を対象に「エレベーター利用の常態化」という行動パターンから環境配慮、健康増進型への行動の変容を目指して「階段利用キャンペーン」をパイロット的に実施しました。キャンペーンは、行動経済学「ナッジ」を活用して環境保全活動の活性化を目指して、「グリーン・キャンパス創造計画書」における目標に加えて、より難易度の高い階段利用の目標を設定しました。

 キャンペーンの成果は、参加者16名の内、13名が目標を達成し、2018年10月に予定の「第19回環境展」において取組事例を紹介する予定です。参加者からは、省エネ及び健康的なライフスタイルに関する意識の啓発、移動時の階段利用による労働生産性の増進、運動量増加による健康増進、ダイエット等のキャンペーン実施に伴う効果等を報告いただきました。

 今後は、地球温暖化の防止、エレベーターの待ち時間短縮による労働生産性の向上、健康増進等という親和性が高い社会的課題の解決を同時に目指して、取り組みを水平展開したいと考えております。