市ケ谷及び多摩キャンパスでは、本学におけるゴミの分別基準の周知徹底および一般廃棄物排出量の削減を目的とした「ゴミ分別研修」を実施しています(市ケ谷では2009年度より実施、2011年度は未実施。多摩は2012年度より実施)。
大学の一般廃棄物排出量が増加する一因としては、再資源化可能なミックスペーパー(紙ゴミ)が可燃ゴミに混ざっていることが挙げられます。なぜ混ざるのかということですが、私たちの居住地域のゴミについては各自治体の分別や回収方法に従いますが、大学で出るゴミは東京都ではなく、事業所廃棄物として専門の処理業者に出して処分しているということが周知されていないために、可燃ゴミとして捨てられてしまうのではないかと考えられています。
キャンパス内で収集される可燃ゴミから資源化できるミックスペーパーを可能な限り分別することで、それ以外のゴミの処分費用を減少することができます。この研修は、分別体験を通し、家庭で出すゴミとは異なるキャンパス内での分別ルールを徹底して認識してもらうことを目的としています。
今回市ヶ谷キャンパスでは9月16日(金)、多摩キャンパスでは29日(木)にゴミ分別研修を実施しました。
市ケ谷キャンパスでは、入職2年目の職員と関連会社社員、大学祭の企画実行委員を担当している学生から参加者を募り、学生・職員・関連会社社員合わせて27名が参加しました。清掃担当の方からの説明の後、当日朝に収集されたゴミ袋の中身を一つひとつ点検し、「可燃ゴミ」、「不燃ゴミ」、「ミックスペーパー」、「カン・ビン・ペットボトル」に分別しました。実施前の可燃ゴミ7袋、不燃ゴミ8袋が、分別作業後には可燃ゴミ6袋、不燃ゴミ6袋、ミックスペーパー1袋、カン・ビン・ペットボトル1袋に分別できました。
多摩キャンパスでも、入職2年目の職員と関連会社社員、大学祭の実行委員を担当している学生、及び環境サークルに所属している学生からも参加を募り、合わせて25名が参加しました。清掃担当の方の説明後、当日朝に収集された14袋のゴミの袋の中身を一つひとつ点検し、分別作業後には、可燃ゴミ7袋、不燃ゴミ1袋、ミックスペーパー1袋、カン・ビン・ペットボトル3袋に分別されました。
実際にゴミの分別をしていく中で、きちんと区別されず捨てられているゴミの多さに驚くとともに、一人ひとりがその都度徹底して分別していくことの必要性を改めて実感する体験となりました。
キャンパス内の一般廃棄物排出量削減には、大学の分別基準に従ってゴミを廃棄することが大切です。皆様のご理解とご協力をいただけますよう宜しくお願い致します。
作業前の説明(市ヶ谷)
作業前の説明(多摩)
分別作業風景(市ヶ谷)
分別作業風景(多摩)