大学時代は、様々な出会いや体験の中で、自分とも他者とも付き合いながら、自分らしさと人生の進む道を定めて、どう歩んでいくのか考える大切な時間です。自分で自分をケアし、律し、運営し、困難には適切に助けを求められる、「自立(independence)」の能力を磨く、人生の中でも豊かで、その分困難も多い時期でもあります。悩むことや不安になること、時に心が不安定になることも、こころが発達し成熟していくプロセスの自然な一部です。
とは言え、「自立すること」は「どんな時でも一人でなんでも乗り越えること」ではありません。困難や危機に出会った時に、適切な人や場所に必要な助けを求める力をつけること、自分の疲れや不調に気づいて、周りの助けを得ながら必要なメンテナンスを行えるようになることが、成熟した自立です。
迷ったとき、困ったとき、自分をより充実させたいときには、ぜひご自分の力になってくれる人たちを頼ってください。法政大学の教職員や、学生相談室もぜひ頼る先の一つに加えてください。
法政大学の学生相談室は、学生の皆さんが自分のことを考えるお手伝いをする場所の一つです。心の専門家に語りながら自分に詰まっていた言葉が分かることで、自分をより理解し、自分なりの生き方や工夫を通じて自分を大事に、自分らしく過ごしていけるようにお手伝いします。
困った時だけでなく、心がざわめく時、なんだかモヤモヤする時、大学生活をより充実させたいと感じるとき、ぜひお気軽に訪ねてきてください。
〇長期休暇や試験期間など、外へのアウトプットが減る時期は、情報のインプットもバランスが必要になります。たくさんの情報や報道に触れて、心がざわめいたり、辛さを感じたときには、下記のサイトをぜひ参考にしてください。
・報道や情報に触れて つらくなったら 自分と身近な人を守るためにできること（厚生労働大臣指定法人・いのち支える自殺対策推進センター）
〇自分で自分をメンテナンスする、セルフケアのヒントに、ぜひ参考にしてください。
・こころもメンテしよう（厚生労働省）
・セルフケア探偵 ポジシェア こころの耳（厚生労働省）
〇夜間や一斉休業中に、誰かに相談したくなったときには、学外の資源になりますが以下の相談機関もご利用ください。
・まもろうよこころ （厚生労働省）
→電話相談やSNS相談など、困った時の相談方法・窓口を案内しています。
・よりそいホットライン（一般社団法人 社会的包摂サポートセンター）
→電話相談のほか、チャット相談（困りごと情報提供、moyatter）も行っています。
外国語対応（英語English、中国語Chinese、韓国・朝鮮語Korean 他）
・困りごと情報提供URL
・Mayotter