南後 由和
法政大学デザイン工学部教授

山道 拓人
法政大学デザイン工学部教授
建築家

1970年代から80年代にかけて、歴史学、文学、社会学、人類学、建築学などの分野で、江戸東京論「ブーム」が起こりましたが、ブーム以前と以後も、江戸東京に関する重要な研究は積み重ねられてきました。とりわけ、海外の研究者や作家などによる江戸東京論については、その系譜がまとめられているとは言い難い状況です。近年では、活字媒体による江戸東京論に加え、フィールドワークやワークショップによる実践的な成果物も数多く生み出されていますが、これらの記録も体系的に整理されておらず、アーカイブ化が十分になされていません。
本プロジェクトでは、文理協働型の研究活動を展開する江戸東京研究センターの強みを活かしながら、領域横断的な江戸東京論のリストと年表を作成し、江戸東京論が分野・国内外ごとにどのように発展してきたのかについて系統立てて詳らかにすることを目的とします。
短期的な目標としては、江戸東京論を年代・分野・国内外ごとに整理したリストと年表を作成します。
中期的な目標としては、リストに解説文を加え、空間史かつ社会史としても読むことのできる江戸東京論の体系的なブックガイドの出版を目指します。
長期的な目標としては、江戸東京をテーマとした国内外の展覧会、国内外の大学や研究機関による東京を対象としたフィールドワークやワークショップの成果物などのアーカイブ構築を視野に入れて研究を進めます。