実施報告(2019年度以前)

【全キャンパス】東北被災地ボランティアツアー(27~30次隊)を実施しました

  • 2016年09月30日
実施報告(2019年度以前)

8月22日(月)~9月1日(木)、ボランティアセンターでは、岩手県遠野市をベースキャンプにし、
陸前高田市、大槌町で通算27~30次隊となる「東北被災地ボランティアツアー」を実施し、総勢48名の学生が参加しました。


現地では、「遠野山・里・暮らしネット」のコーディネートの下、仮設住宅から公営住宅への引越、ビニールハウス(トマト)の整備、ニンニク農家の補助作業、公営住宅での昼食づくりなどの様々なボランティア活動を実施しました。また研修を兼ね、被災地の見学会や三陸鉄道学習列車にも乗車しました。

現地に向かう前にはボランティアの心得や注意事項、現地の現状等についての事前研修を実施し、帰着後には報告会を開催し、隊ごとに活動発表を行い、情報を共有しました。

また、ボランティアセンター学生スッタフであるチーム・オレンジが、本プログラムを実施する前に、
法政大学の被災地支援の取り組みを知ってもらうため、「チーオレ新聞」を作成し、ボランティアの受け入れ先に配布しました。
新聞を渡す際にどのようなボランティアを実施するかを取材し、事前説明会時に、参加学生にボランティア内容を伝えることによって、学生が想像しているボランティアと実際に行うボランティアとのギャップを埋めることが出来きました。

[参加者の感想]
=======
東日本大震災から5年が経過し、テレビや新聞から情報を収集していたため、震災についてはもうほぼ知っていることしかないだろうと思っていたが、資料館の写真を見たり、現地の人の声を聞いたりして、知らなかったことが、いっぱいあった。
仮設住宅での交流会のとき、「来てくれてありがとう、頑張って」と言って下さり、私たちが元気をもらった。
「来てくれてありがとう」という言葉は本当に嬉しく、また力になりたいと思うことが出来た。短い間だったが、貴重な体験が出来てよかった。

=======
三陸鉄道の視察、まき割り、仮設住宅・公営住宅での交流会、どれも私にとってはじめてのことで多くのことを知れたと同時に、もっと早くその事実を知るために行動していればよかったという後悔もあります。現地の人たちは私たちが来てくれたことにありがとうと言葉をかけてくれ、復興への前向きな姿を見ることが出来ました。そういった人々の思いを今回だけで終わりにするのではなく次につながる取り組みをしていきたいと思いました。
また、過去を悔やむばかりではなく、復興に向け出来ることを考え、前向きに生きることが必要だと感じました。

仮設住宅から公営住宅の引越の手伝い 

公営住宅での昼食づくり(手巻き寿司、なべやき)

薪割りボランティア後の集合写真

仮設住宅での交流会

奇跡の一本松へ

畑の整備