実施報告(2019年度以前)

【市ヶ谷】ボランティア総合講座第2回 学生の被災地支援から知る被災地の「今」 ~法政大生&東洋大生の取り組み~(6/8)

  • 2016年07月22日
実施報告(2019年度以前)

市ヶ谷ボランティアセンター主催で6月8日に「学生の被災地支援から知る被災地の「今」~法政大生&東洋大生の取り組み~」を実施し、25名の学生が参加しました。

東日本大震災から5年経過し、被災地の現状に関する報道は明らかに少なくなっており、
記憶の風化や誤認識が問題になっています。現地NPO法人から被災地の現状報告と、学生達の取り組みの報告を通して、被災地支援のありかたについて再考してもらうことを目的とし、本講座を企画いたしました。

当日は、NPO法人 遠野 山・里・暮しネットワークの田村 隆雅氏に、現在の被災地支援の在り方についてお話しいただきました。
被災地では現在、仮設住宅から公営住宅への移転が本格化してきており、仮設住宅での生活者が減り、一見被災者の生活再建は順調なように見えるが、コミュニティーが分断され、孤独死の確立が高まることが予想されるため、交流を目的として支援を今以上に行っていく必要があるなどの今後必要な支援についてお話をしていただきました。

また、東洋大学ボランティアセンター学生スタッフ、復興ボランティア団体スタ学に所属し毎日新聞社で学生記者をしている日高 純菜さん(現代福祉学部4年)、法政大学ボランティアセンター学生スタッフ(チーム・オレンジ)から学生の力を活かした復興支援についてそれぞれ10分程度発表して頂きました。

その後は、各班に別れ「今日の講義を受けて考えたこと、今後の学生の支援の在り方」を
テーマにグループワークを行い、大学、キャンパスは違うが同じ志を持った学生が意見を交換することで、被災地支援に対するモチベーションが更に向上したようです。

今後もボランティアセンターではこのような被災地の今を知り考える講座を行っていきます。

    

田村氏による被災地の今のニーズについての説明

東洋大学ボランティアセンター学生スタッフによる活動紹介

法政大学ボランティアセンター学生スタッフによる活動紹介

現代福祉学部日高さんによる活動紹介

参加者全員でのワークショップ 

東洋大生と法政大生の交流の様子