お知らせ

視野を広げてアクティブに学生生活を送ってください

  • 2020年01月31日
お知らせ

入学おめでとうございます。これからの4年間、このスポーツ健康学部で有意義な学生生活を送ってください。そのために役立つメッセージをスポーツ健康学部の教員を代表して送りたいと思います。
今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されるということで日本中が沸き返っています。スポーツ健康学部ということでさぞ開催に深く関わっているだろうと思うかもしれませんが、深く関わる分野もあるのですが、わが学部はそれだけに留まらずもっと広くスポーツと健康を捉えるところです。オリンピック・パラリンピックに参加するトップアスリートは国民全体からみればほんの一握りなのです。トップアスリートが活躍することで多くの人がスポーツに参加するようになる意義は確かに大きいのですが、そこに頼らなくても多くの人がスポーツを通して豊かな生活を送る、また健康を保持・増進することも考えなくてはなりません。わが学部はそのためのスポーツ科学、健康科学、そして社会においてスポーツを振興していくための科学、これらを学ぶところなのです。
最近、街を歩いていると多くの外国人を見かけると思います。ほんの10年前と比べても急速に国際化の波が押し寄せています。この波は今後もどんどん増幅していくことでしょう。みなさんは将来、そうした中で仕事をし、生活をしていくことになるのです。そのためにはダイバーシティ環境に慣れ、それを活用していく術を学ばなくてはなりません。わが学部にも留学生が在籍していますし、スポーツ推薦、付属高校からの推薦、理数系の自己推薦と様々なルートで入学してきた学生がいます。これもダイバーシティ環境の1つです。机を並べてコミュニケーションをとりながら、この環境を活用していく術を学んでもらいたいと思います。さらに国際化ですから、学部内に閉じこもるのではなく海外での実習にトライして海外の文化を理解し、語学力を高めてもらいたいと思います。
大学は、将来、質の高い生活を営むために必要な専門知識を学ぶところです。したがって、わが学部で考えると、スポーツ健康学を活用して社会に貢献するための知識を学ぶということになります。

わが学部では1年次に大学で学ぶために必要な技術を身につけ、スポーツ健康学を構成している3つのコースの概要を学ぶことになりますが、その年末には専門知識を学ぶための、2年次からのコースと専門演習(ゼミナール)を選ぶことになります。したがって入学できたからといってのんびり構えているわけにはいきません。教員や先輩に積極的に話を聞きに行き、様々な情報を収集・分析して、それぞれのコースとゼミをよく理解しておいてください。そうすれば、自分の将来の生活に役立つコースとゼミを選択できるはずです。もう1つ考えておくべきは資格です。わが学部で取れるのは、中・高校の保健体育の教員免許、資格講習が免除になるアスレティックトレーナー、スポーツリーダー、トレーニング指導者などがありますが、そのために必要な授業科目があるのです。いずれもタイトなスケジュールになりますので、1年次から計画的に必要となる授業科目を履修してください。
最後に、こうしてアクティブに活動するわけですが、そのためにはエネルギーが必要です。わが学部では栄養教育にも配慮しており、好環境で昼食を摂ってもらうようにしています。是非ともエネルギーを蓄えてください。

スポーツ健康学部長 平野裕一