人間環境学部
新型コロナウィルス感染症の流行が現在も続いています。
人間環境学部ではすでに2020年度I期のフィールドスタディおよびキャリアチャレンジを中止しましたが、この状況を踏まえて秋学期以降に実施するII期についても、大幅な変更が必要になりました。
「人間と環境の共存」を「グローバルかつローカル」に追求することを目標とする人間環境学部において、長年充実に努めてきた海外や国内のフィールドスタディやキャリアチャレンジは重要な教育資源であり、それを予定どおり実施できないことは痛恨の極みです。
しかしながら、遠隔地である現地の感染症流行状況を事前に予測することは難しく、万が一出発直前に中止する場合には大きな混乱が予想されること、またフィールドスタディ及びキャリアチャレンジ実施中の集団行動において感染予防対策が十分に取れないことや、訪問先に対して負担をかける可能性を考え、宿泊型のコースは開催しないという決断に至りました。
ただし、首都圏でおこなう日帰りのフィールドスタディやキャリアチャレンジまで中止するのではなく、これらのコースについては、感染症が終息しない状況下でも実施可能な体制を整えたうえで実施することを計画しています。具体的には、十分な事前学習をおこなった上で、宿泊をともなわない範囲に限定して、学生が単独ないし数名で、主として屋外の場所や公共の施設を訪問するというものです。教員の引率はありませんが、参加者は事後学習の際に詳細な現地報告が求められます。これを「ウィズ・コロナのFS/CC」と呼ぶことにします。
以下に掲げるのは、現在構想中のコースです。詳細は8月末（FS）、9月末（CC）を目処に発表の予定です。
企画中のコース
- FS：近代都市・東京の都市計画／建築遺産
- FS：身近な「文化的景観」の価値を再発見する
- FS：自然を生かした都市の“グリーンインフラ”を考える
- CC：首都圏の生活クラブ生協を通して協同組合の実践を学ぶ ほか
中止するコース
- 海外フィールドスタディ
- 海外キャリアチャレンジ
- 国内フィールドスタディのうち宿泊をともなうもの
- 国内キャリアチャレンジのうち宿泊をともなうもの
＜更新＞
2020年7月31日 キャリアチャレンジ・コースに関して追記
2020年度Ⅱ期フィールドスタディとキャリアチャレンジの募集要項が発表されました。詳細は以下よりご確認ください。