法政フォトジャーナル(2019年度)

国際セミナー「圧縮された経済発展 ―英国・日本・中国の経験を比較して―」を開催【イノベーション・マネジメント研究センター】

  • 2020年01月27日
法政フォトジャーナル(2019年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、1月10日(金)に、国際セミナー「圧縮された経済発展 ―英国・日本・中国の経験を比較して―(Compressed Development: The UK, Japan, and China)」を開催し、講師・関係者を含め、53名の方が参加しました(会場:市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー25階、研究所会議室5)。

国の開発経験はどのように比較すればよいのでしょうか。例えば、日本と中国の発展過程はどう違うのか。この問題の本質はグローバル経済に組み込まれるタイミングに関わりがあると、本セミナーの講師のWhittaker教授(オックスフォード大学)は指摘しています。日本はイギリスよりも短期間で中所得国を卒業しましたが、中国のスピードはさらに速く、「開発の先行者」であるイギリスと「開発の後発者」である日本に対して、中国では「圧縮された開発」が進行していると言えるでしょう。

当日は、李瑞雪所長(経営学部教授)の司会のもと、Whittaker教授には、近刊著書 Compressed Development(圧縮された経済発展)のエッセンス、とりわけ、開発とグローバリゼーション、経済政策、企業経営など多次元の視点による経済発展プロセスに関する知見をご講演いただき、質疑応答では、参加者からの質問に対して活発な議論が展開されました。

プログラム等はこちらをご参照ください。

Whittaker教授

Whittaker教授

Whittaker教授による講演

Whittaker教授による講演

司会を務めた李瑞雪所長

司会を務めた李瑞雪所長

質疑応答でのディスカッションの様子

質疑応答でのディスカッションの様子