法政フォトジャーナル(2019年度)

≪キリン福祉財団助成事業≫2019年度東北被災地ボランティアツアー 報告会を実施しました(9/23)

  • 2019年10月21日
法政フォトジャーナル(2019年度)

≪キリン福祉財団助成事業≫東北被災地ボランティアツアー報告会を9月23日(月・祝)に実施し、35名が参加しました。このボランティアは「チーム・オレンジ」が企画し、8月19日(月)~26日(月)の期間、2部4隊にわたり、遠野・山・里ネットワークの協力により実施しました。
今回は、東北被災地ボランティアツアーに参加した学生教職員はもとより、参加できなかった一般学生の参加もあり、被災地支援ボランティアプログラムへの学生の関心の高さがうかがえました。
報告会は職員からの挨拶の後、概要説明、38隊から41隊の実施報告&感想、教職員からの感想・総括の構成でした。事前学習や、下見、現地スタッフとの細かい打ち合わせなどを学生が自主的に進め、ボランティアツアーの実施に至りました。

<企画学生の感想>

まず、今回の報告会は始まった瞬間から昨年、一昨年とは違うことを感じました。教室の大きさが人数に合っていたというのもあるのでしょうが、それ以上に参加者皆の仲が良いために明るい雰囲気が印象的でした。各人から出た感想もそれぞれがしっかり考えたものになっていて、特に1年生や初参加の人達の感想は新鮮で聞いていて面白く、今後の活動にも生かせそうなものもありました。意見の共有、そしてこれからの東北ボランティア支援活動の可能性を感じられた事が何よりもの成果であり、同時に報告会の目的を達成することができたと思っています。            

法学部 政治学科 3年 白川 直樹


改めてボランティアを振り返る機会があったことで、思い出す良いきっかけになりました。感想を言うために、この活動を通して何を感じたのかまとめることで自分の中で整理することができました。また、同じ活動をしても違う感想を持った参加者の意見も聞くことができて良かったです。さらに、わたしとは全く違う活動をした方たちが何をして、どう感じたのかまで知ることができて、とても有意義な時間になりました。

文学部 英文学科 2年 中辻 佳菜


自分たちの隊だけでなく別日程で行った隊の活動の感想も聞け、有意義な事後報告会でした。隊員それぞれの感想もしっかり聞くことができ、お互いに共有できたことも良かったです。自分や隊員の感想、またサポートしてくださった教職員、先生方のお話から課題を見つけ、来年度以降の活動がよりよいものになるように活かしていきます。

法学部 法律学科 2年 内田 彩音


今年の活動報告会について、参加学生が遠野ボランティアツアーに参加することだけが目的ではなく、その活動を通して自分なりに考えたり感じたりしたことを話している姿が印象的でした。学生が実際に現地へ行き、そこでの経験を友人や家族に話すことで、多くの人に少しでも東日本大震災について知ってもらう、考えてもらうことのきっかけになれば良いなと思います。

法学部 政治学科 3年 長嶋 真綾

<参加学生の感想>

~東北被災地ボランティアツアーに参加して(報告会での発表で)~
私が住んでいる地域は、震災時は停電が多かった地域だったので、大変だったのに、時が経つにつれて思い出せなくなっている。また、現地に行く前に被災者を可哀想な対象として見ていた事が恥ずかしくなった。行ってから持った感想は、ほんとに「自分ごと」だと思った。また、ボランティア行ってから変化があったように感じ、家族にも「かわったんじゃない?」と言われた。防災意識が前と変わった事も感じている。そして、自分自身が未来にできる事がなにかあると考えるようになった。

ボランティアと言いつつ、支援してるつもりが、支援してもらってると感じた。被災地というフィルターばかりでなく、東北のいいところをもっと見つけてほしいと思う。陸前高田の街は盛り土をしていた事に驚いた。数年前とは全然かわっていると感じた。

この報告会は、普段から参加している教室に学生が参加する形で自然でよかった。震災の経験は「人(他人)ごと」にしてはいけないと思った。学生がこれからもそして私たちも、何度も現地に足を運ぶべきだと思った。

伊藤マモルボランティアセンター長のお話

伊藤マモルボランティアセンター長のお話

熱心に話を聞く参加者

熱心に話を聞く参加者

38次隊の発表~リーダーの白川さん

38次隊の発表~リーダーの白川さん

40次隊の発表~参加者それぞれ発表していく

40次隊の発表~参加者それぞれ発表していく