法政フォトジャーナル(2019年度)

法政大学・明治大学・関西大学三大学連携協力協定記念シンポジウム「働くことと学ぶこと~商都大阪と関西法律学校~」が開催されました

  • 2019年06月21日
法政フォトジャーナル(2019年度)

法政大学・明治大学・関西大学による三大学連携協力協定締結を記念して、関西大学博物館特別展示室(千里山キャンパス)で特別展示「ボアソナードとその教え子たち」がはじまり、2019年6月15日、同展示を記念したシンポジウム「働くことと学ぶこと~商都大阪と関西法律学校~」が関西大学千里山キャンパス尚文館マルチメディアAV大ホールで開催されました。

シンポジウムは、関西大学・芝井敬司学長、本学・田中優子総長、明治大学・千田亮吉副学長の挨拶で始まりました。

基調講演①では、関西大学法学部の市原靖久教授が「大阪の法学校~ボアソナードの教え子たちと関西法律学校~」と題して、教育者としてのボアソナードと明治前期の法律学校の歩みを通観したうえで、関西法律学校設立の主旨および設立に至る経緯を紹介し、基調講演②では、藪田貫関西大学名誉教授が「大阪に文科大学を~関西大学と泊園書院~」と題し、都市と大学といった視点をもとに、関西大学の成り立ちと商都・大阪の発展の関係や、関西大学の源流のひとつとされている泊園書院について講演しました。

続くパネルディスカッションでは、芝井学長が司会を務め、講演者2名に加えて明治大学法学部長の村上一博教授、関西大学文学部の吾妻重二教授が登壇し、関西法律学校と明治法律学校のつながりや漢学塾としての泊園書院について更なる議論が繰り広げられました。

最後に、改めて三大学の総長・学長の挨拶がなされ、本学の田中総長は「知的興奮をおぼえながらお聞きしていました」と感想を述べるとともに、今回の三大学連携特別展示は関西大学会場で一巡したが、都市に位置する私立大学としての共通テーマを新たに設定するなど、今後も連携を続けていきたいという抱負が述べられました。 

なお、三大学連携協力協定締結特別展示「ボアソナードとその教え子たち」では、ボアソナードに学んだ若者たちが創設した大学として共通の起源をもつ三大学が連携・協力のもと、ボアソナードとその教え子たちの足跡をたどります。同展示は昨年、明治大学博物館特別展示室を会場に始まり、本年2月23日~4月22日まで本学市ケ谷キャンパスボアソナード・タワー14階博物館展示室および外濠校舎6階展示スペースにて開催されました。巡回最後となる関西大学会場では、それまでの2会場の展示資料に加えて、各大学のあゆみをたどるコーナーや箱根駅伝に関する資料も展示され、6月1日から7月20日まで開催されています。 

関西大学博物館特別展示室(写真提供=関西大学年史編纂室)

関西大学博物館特別展示室(写真提供=関西大学年史編纂室)

展示資料を鑑賞される総長

展示資料を鑑賞される総長

シンポジウムでは田中総長からもご挨拶

シンポジウムでは田中総長からもご挨拶

箱根駅伝に関するコーナー(写真提供=関西大学年史編纂室)

箱根駅伝に関するコーナー(写真提供=関西大学年史編纂室)