お知らせ

【学部生インタビュー】6月、9月に実施されたオンラインイベント”新入生ひろば”について

  • 2020年11月20日
お知らせ

こんにちは!経営学部3年、広報委員の小澤です。
今回は、6月、9月にオンライン上にて行われた「新入生ひろば」というイベントについて、学生スタッフとして運営を担当された中川大輔さん(3年生)と横溝満里奈さん(4年生)にオンラインでインタビューさせていただきました。
このイベントを開こうとしたきっかけや、当日の新入生の様子、後日談などをたっぷりお話しいただいたので、紹介させていただきます。

1.まず初めに「新入生ひろば」についてお聞かせ下さい。

(中山さん)「新入生ひろば」は、経営学部生有志により1年生のサポートを目的に企画されたイベントです。 6月の1か月間と、夏休み明けの9月第3~4週の平日に開催しました。オンライン上で上級生が新入生の悩みを聞いたり、雑談したりという内容で、多い回には6人の新入生が参加してくれました。

2.実施までの経緯についてお聞かせください。

(中山さん)キャンパスに来られない事で、学生には知人や友人を作るリアルの場がなくなってしまいました。特に新入生は元々の知り合いもいないため、大学関係の情報を上手く受け取れず困っているのではないかという懸念がありました。そこで、経営学部の木原先生をはじめとして、多くの先生方のご協力をいただき、ピアネット(注)に所属する課外教養プロジェクトの学生メンバーを中心に、企画・運営を行いました。

(注)ピアネット・・・学習・生活面での様々な悩みを学生どうしで話し合い、解決する取り組みです。詳細は大学HPをご覧ください。

3.お二人から見て、当日の新入生の様子はどうでしたか?また、印象に残ったエピソードをお聞かせください。

(中山さん)やはり情報が足りず困っているという印象を受けました。新入生からは、レポートの書き方、履修、ゼミなど学業関連の相談が多かったです。特に6月はオンラインでの授業が始まった直後だったので、授業関連の質問が一番多かったです。個人的には「体育がオンライン授業になり栄養素に関するレポートが出た」という自分には到底想像できない話がとても印象に残っています。

(横溝さん)私の担当回は、学業関連の質問はそこまで多くなかったので、参加者やスタッフによって内容や雰囲気も変わっていたんだと思います。私が特に印象に残っているのは、香川県から上京し一人暮らしを始めようとしていた新入生の男子です。彼は「新入生ひろば」に何度も来てくれたのですが、まだ一度もキャンパスに足を踏み入れたことがないとのことで、初めて市ヶ谷に来るときには、私が必ずキャンパス内を案内すると約束をしました。その後、彼が無事に上京して、実際にキャンパスを案内することができ、それ以降彼は学習ステーションにもよく顔を出してくれるようになりました。オンライン上のつながりが、彼にとってリアルな居場所になったことはとても嬉しかったですし、このイベントを開催して良かったなと思いました。

4.最後に「新入生ひろば」を開いて感じた課題などがあればお聞かせください。

(中山さん)今回のような、オンライン上で学生どうしがふれあえる場を、大学にはもっと作ってほしいと思います。新入生にとって、大学は未知で、顔も知らない上級生とオンライン上で交流することには抵抗感があるはずです。だからこそ、安心して参加できるオフィシャルな場は重要になると思いました。しかし同時に、参加者が限られていたことも事実で、広報不足だったのかもしれません。次の機会はこの課題に取り組んでいきたいと思います。

(横溝さん)オンラインでの関係がオフラインに繋がらず、オンラインで完結してしまいがちな事が課題だと思いました。オンラインの場からリアルの居場所を見つける事は難しく、結局個人の発信力に頼るところになってしまっています。しかし、発信が得意な人ばかりではありませんし、初対面でその発信力を発揮できる人はむしろ少ないです。その時に、私たち上級生が、オンラインでリアルに繋がる場をデザインすることが大事になると感じました。最近は、キャンパス内でも少しずつ活動が出来るようになっているので、これからそういう場について考えていきたいです。

新入生ひろばインタビュー.jpg

 

オンラインイベントの広報の力不足や、オンライン上でつながりが途絶えてしまう事は、実感している問題だったので、同じ学生でオンラインイベントを企画、主催したお二人の話には刺激を得られました。中山さん、横溝さん、お忙しい中インタビューに答えてくださり、本当にありがとうございました! 

(取材) 小澤未花(3年)永井友哉(2年)