2020年度

5月

2020年度

5月31日(日)

WEBで「サンデーモーニング」に出た。やはり「新型コロナ」の情報が大半であったが、とくに第二波の危険性と、秋以降のインフルエンザとコロナの共存が指摘されていた。そして経済の行方だ。誰もが何等かの影響を受けながら、今までとは異なる生活をすることになるだろう。心配なのは今後数年にわたる卒業予定者の就職だ。すでに企業は、新卒一括採用とは異なる多様な採用をするようになっている。卒業予定者の就職は大学が可能な限りサポートするが、一括採用の時期に望むところに就職できなくとも、あきらめないで欲しい。長い時間をかけて複数の場所でキャリアを積み重ねる働き方に、社会全体が移っていくはずだ。

なんとも納得いかないのが、検事長の定年延長の決め方と、当の検事長の賭博と、その処分である。検察庁は行政組織であるが準司法権的性格を有し、絶大な権力をもつ組織だ。国民の信頼を持続させるには法律の専門知識と高い倫理が求められる。そうであってこそ、政治権力の不正をあばくことができる。しかし処分から見て、政府も検察も信頼回復の覚悟はないようだ。政治権力の不正を見過ごさないで欲しい、という要望を、国民は検察庁に求め続ける必要がある。

香港への「国家安全法」の適用で一国二制度は骨抜きになるだろうと言われている。私が訪れたころ、天安門事件前の中国は共産党政権として一国の結束があったものの、多くの自治区をゆるやかに束ねていて、さすがに大国だと思った。アヘン戦争後、欧米と日本にさんざん侵略され、それでも100年かけてそれ跳ね返し、国として独立を保ちながら経済成長を遂げた。この力強さが中国なのだ。中国には今後も、国内の統一を過剰に気にしすぎる国ではなく、むしろ人間はどうあるべきかを問いながら世界をけん引していく、真の大国になってほしい。

5月29日(金)

WEBで、理事及び評議員を務めている放送大学の、理事会、評議員会が開催された。放送大学はそもそもテレビ・ラジオ・インターネットを使う大学であるから、このような状況下ではあまり影響を受けないのだが、やはり試験や、資格にかかわる面接授業もあり、図書館も持っていて、それらは中止や閉鎖を余儀なくされている。ありがたいことに、講義コンテンツの一部であれば、一定の手続きを経て通常の大学のオンライン講義にも使うことができる。単位互換制度ももっている。法政大学の場合は通信教育部があるので、まずはそちらとの協力関係が望ましいが、放送大学も視野に入れることはできる。

5月28日(木)

WEBで、HOSEIミュージアムの、今年度第一回目の運営委員会を開催した。3月までは「開設準備委員会」であったが、4月からは本学に公式にHOSEIミュージアムが設置され、それに伴い運営委員会が設けられた。館長、副館長、運営委員も決まって、いよいよ動き出した。しかし、コア・スペースが4月から開館するはずだったが、それができなくなっている。WEBサイトは公開され、そこからデジタル・アーカイブにも入ることができるので、ぜひ訪れていただきたい。

その後、長期ビジョンHOSEI2030運営会議をおこない、さらにその後、やはりWEBで学部長会議を開催した。

5月27日(水)

WEBで常務理事会、危機対策本部会議を開催。その後、主任、課長、部長など、職員の昇進者へ昇進の伝達をおこなった。

5月22日(金)

外部企業の取締役懇談会と取締役会に電話会議で出席した。

大学基準協会の常務理事会と理事会にWEBで出席した。日本私立大学連盟は6月で交代だが、基準協会は4月交代なので、多くの学長の交代があった。議事が終わったあと会長より、オンライン授業の広がりを今後の大学教育の変革にどうつなげていくか、それを基準に反映するか否か研究を開始する、というご発言があった。基準協会には大学評価研究所があって、新しい動向についてはここで研究する。オンラインを併用する新たな大学のありかたについてぜひ研究をしていただきたいし、議論もしたい。

ちなみに、大学基準協会の広報誌『じゅあJUAA』最新号に常務理事として寄稿した。

5月21日(木)

大阪、兵庫、京都の緊急事態宣言が解除された。首都圏は25日に検討する、という。本学は解除の時期を見据え、感染第2波の可能性も念頭に置きつつ、解除後の大学の開き方を慎重に検討している。HPでお知らせしているように、「移行期間」として6月14日(日)までは現在の対応を原則として継続する予定だ。

5月20日(水)

常務理事会をWEBで開催した。その後、理事、監事出席のもと、密を避けて理事会を開催した。さらにその後、危機対策本部会議をWEBで開催した。

5月15日(金)

外部企業の役員会に電話会議で出席した。学校長会議を、WEBで開催した。「本学の学費についての考え方」をホームページにアップした。

5月14日(木)

大学・付属校協議会、学部長会議を、WEBで開催した。スポーツ推薦とその他の推薦入試の方法など、入試にかかわる多くのことを、現在の高校生に配慮して検討した。その後、文科省より「高等学校等の臨時休業の実施等に配慮した令和3年度大学入学者選抜における総合型選抜及び学校推薦型選抜の実施について(通知)」が発表された。

5月13日(水)

常務理事会、危機対策本部会議を、WEBで開催した。

5月12日(火)

日本私立大学連盟の今年度第一回の常務理事会と理事会が、WEB上で開催された。4月開催予定の第一回目が延長されたのである。文科省による学生支援の方法についての議論、9月入学についての考え方の議論などがなされた。

5月07日(木)

WEBでキャンパス再構築特設部会をおこなった。午後にはWEBで、危機対策本部会議をおこない、さらなる対策や発信について意見交換した。

5月04日(月)

国の緊急事態宣言が正式に延長された。5月31日までだというが、14日ごろに緩和できるかどうかを検討するという。学生が図書館から本を借りられない。特に大学院生が論文を執筆することが困難になっており、14日の結果を見て、本の貸し出しだけでも可能にできるかどうかを検討したい。

5月01日(金)

通信環境の整わない学部生・大学院生への支援、PCの無償貸与、家計急変学生奨学金(給付型)の強化、緊急支援奨学金(給付型)の新設、学生の学内雇用による支援などのお知らせをHPにアップした。