教員紹介

廣瀬 克哉

教員紹介

ゼミのテーマ

地域から公共政策を考える

ゼミの目的及び概要

いま日本社会は、構造的な変化を経験しつつある。急速な高齢化と人口減少時代の到来、社会経済構造の変化、グローバル化、情報化などの、社会の全体的な規模での変化によって、一人一人の生活の場の今後のあり方を大きく左右する政策課題が浮上している。福祉政策や環境政策はもちろん、近い将来諸君が直面する労働市場の変容への対応もその中には含まれる。このゼミでは、身近な地域社会という場を対象として、前記のような政策課題について考える。具体的な課題解決の方法について自らの手と足を使った「作業」を行うことを通して、法や制度、そして政治が公共政策にどのように関わっているのかについての理解を深めていきたい。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

2020年度はコロナ禍により、秋学期前半の時点までオンラインゼミを中心に行っており、以下は2019年度までの例である。2021年度は感染状況の改善度を考慮しながら可能な範囲で2019年度までの活動に戻していきたいと考えている。
春学期は文献講読と地域政策についての調査(web調査と実地調査)、小グループに分かれての政策立案ワークショップなどを行う。
夏休み中に合宿を行う。訪問先のまちづくりについて、実際に町を歩き、ヒアリング等も行った上で、テーマに沿った報告書を作成する。
秋学期はゼミ論文の為の個人テーマ研究を進めながら、文献講読、政策をめぐる制度についての研究などを行う。
また、他大学の共通するテーマに取り組むゼミとの交流、日本公共政策学会が開催する学生政策コンペなどへの参加を行いたい。

学生へのメッセージ

例年は「自分の足で歩き、手を動かしながら、具体的な現実から地域社会の政策課題を考えていきたいと思っています。フットワークの良さと、好奇心にあふれた人を待っています。」と記している。現在の状況下では活動に一定の制約がかからざるを得ないが、その制約のなかでもできることを、最大限効果的に実行していこうとする姿勢を期待したい。

ゼミ紹介ポスター