教員紹介

荒谷 裕子

教員紹介

ゼミのテーマ

会社法・金融商品取引法の研究

ゼミの目的及び概要

 本演習では、会社法・金融商品取引法について、基礎から勉強します。具体的なには、株式会社はどのように経営されているのか、M&Aというのはどういうものなのか、株主・投資家を保護するために法律はどのような規制を行っているのかといったことについて、正確に理解し、社会に出てすぐ役立つ知識と応用力を身に着けることを目標にしています。もっとも、新3年生は、会社法・金融商品取引法は、民法や刑法と違って身近な法律ではないと考えがちで、なかなかイメージできないと思いますので、実際に、どのようなことが法律上問題となっているのかを理解するために、時事問題を取り上げて、検討を加える予定です。また、東京証券取引所、日本銀行の見学、上場会社の取締役・監査役・内部統制部署や監査部署の方々を招いて、コーポレートガバナンスの実務上の問題や業界研究を行うほか、獨協大学の高橋ゼミとの合同ゼミ、金融庁の監督部署の方や上場会社の役員による特別講義を毎年、実施し、机上で知識の習得をするだけでなく、その応用として様々な実務における会社法・金融商品取引法の運用の実態等についても検討を加えています。                                                                                                    なお、本演習を履修する学生は、会社法もしくは会社法入門を履修するようにしてください。                                                                               

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

 会社法・金融商品取引法の基本的な知識を体系的に身につけ、その知識を応用し、社会に出て即戦力となることができることを目標に、各人年2回のペースでテーマに関する報告担当者となり、その報告と質疑応答で授業を進める予定です。合宿では、模擬裁判を実施し、応用力・ディベート能力・ディスカッション能力を養いたいと考えています。また、東京証券取引所、日本銀行の見学、獨協大学高橋ゼミとの合同ゼミを実施するとともに、金融庁・企業の最前線にいる方を招いて特別講義を実施する予定です。なお、本ゼミは、2023年度1年間で終了します。

学生へのメッセージ

 本ゼミでは、講義形式とは異なり、報告担当者が報告するだけでなく、質疑応答・ディスカッション形式で授業を進めていくつもりです。したがって、自分の考えをしっかり持ち、積極的にゼミに参加しようと思っている学生、個性的で明るい学生の参加を期待しています。