学生の声(社会学専攻)

温 可欣(オン カキン)さん

温 可欣さん

社会学研究科 社会学専攻 メディアコース 修士課程在学中

-研究テーマ-
SNSユーザーの利用実態
 ―ソーシャルメディア利用における日常性

大学院進学を考えた理由・時期

大学時代に中国の地元の新聞社でインターンシップを体験したことがあって、そこで働いてる人たちに憧れるようになり、メディアに興味を持ち始めた。日本語専攻の私はメディアのことを本格的に勉強したいと思い、大学院進学を考えました。

学んでいる研究内容

今私が勉強しているのは自分の研究と関わっている社会学質的調査法です。今までやったことがない観察法やライフストーリー法などの技法を学んで、実際に研究の中で使います。

法政大学大学院の魅力

法政大学大学院のメディアコースには様々な研究分野があり、例えばテレビドラマ、広告、ドキュメンタリー、ソーシャルメディアなどの研究をなさっている先生方がいて、メディア全体に対して幅広く学ぶことが出来るのは魅力です。また、授業では論理だけではなく、現在の話題や具体的な事例に結び付いて勉強し、グループでプロジェクトを立て、現場で実態調査をするという「実践重視」の指導が良かったと思います。

大学院で身についたこと

メディアの専門知識はもちろん、研究には欠かせない物事に対する分析の仕方をここで学んできました。また、授業でスマートフォンアプリの開発設計に参加したおかげで、実践力とチームワークが身につくようになりました。

将来の夢

大学院修了後、中国に戻り、地元のメディア企業に就職を目指しています。地元のメディアは影響力が中央メディアほど強くないが、インターネットを使って、日本で学んできたことや考えを活用し、地方から少しずつ中国のメディア環境を改善するのが私の夢です。

康 基成(カン キソン)さん

康 基成さん

社会学研究科 社会学専攻 博士後期課程在学中

-研究テーマ-
韓国の海外移住システムとエスニック・コミュニティの変遷

大学院進学を考えた理由・時期

私は大学生活まで含めて16年の間、日本に数ある朝鮮学校で学びました。そこで朝鮮語を学び、朝鮮の歴史や地理を学び、その過程で自身の在日コリアンとしてのルーツとアイデンティティについて、深く考えさせられました。卒業間近になって、以前から問題関心として抱いていた、「在外同胞」の移住の歴史と本国とつながる社会空間、そして「統一コリア」の時代に向けた実践過程と東アジアの平和の構築について、社会学という学問を通じて深めて行きたいという想いから、大学院進学を決心しました。また、日本社会で生きていく上で知らないことも多く、自分が抱いているさまざまな疑問や葛藤を解消していくためにも、幅広く学問を学び、自分の立ち位置や日本社会と「在日」社会で果たしていく役割について考えていこうという想いもありました。

学んでいる研究内容

私は、東アジアを中心とした移民・移住の諸問題について研究しています。本国(朝鮮半島)と「在外同胞」を取り巻く諸問題を分析するための新しい枠組みを提出するため、とりわけ1980年代以降に来日した新宿区大久保地域における「韓国系ニューカマーズ」を研究の対象とし、韓国の海外移住がどのようなシステムの中で繰り広げられているのか、来日した人たちによるエスニック・コミュニティがどのように変遷されているのかという問いをひも解いていくことを目指しています。「韓国の海外移住システムの考察」、「コリアン・ディアスポラ論の考察」、「エスニック・コミュニティの考察」という3つの視角から研究を行っています。

法政大学大学院の魅力

まず一つは、何よりも研究に集中することができる設備が整っています。図書館のデータベース、情報システムなどは、熱意だけあればいくらでも学べる環境として研究をサポートしてくれます。またもう一つは、先生方が熱心に指導してくださいますし、論文を書くためのカリキュラムも学生に合ったものとして整っています。さらに、留学生も大変多く、日本人だけではなく外国人学生との交流や活気あふれる議論も行うことができ、研究の楽しさが倍増するところが、もうひとつの大きな魅力だと思います。

大学院で身についたこと

身についたことと言えば、机の上で本を開き、何十時間も座り込んでそれを読み込める忍耐力です。また、家を一歩出ると外の風景や人の動きなどを深々と観察する習慣が身につき、その度に新しい発見をすることができるようになりました。今まで考えもしなかったことが、本を読みそれを実践・実生活の中で、感じ取る。そこに学問の楽しさ、感動がある。それが大学院で社会学を学び、身に付いたことだと言えます。

将来の夢

将来、研究者になることを夢見ています。その夢は、並大抵の努力では成し得ない、相当な覚悟を要するものです。しかしその覚悟の尊さは、研究を行う人にしか味わえないものだと思います。一つ一つ自分がやるべきことを行い、そして自分の壁を乗り越えていき、その中で貴重な経験を積んでいきたいと思います。そして何よりも研究生活を楽しんでいきたいと思います。

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東  歩美(ヒガシ アユミ)さん

社会学研究科  社会学専攻  修士課程在学中
―研究テーマ―
「日本における外国人看護師・介護福祉士をめぐる現状と課題」

大学院進学を考えた理由・時期

進学を決めたのは学部3年生の時です。 講義の受講やNGOの取り組みに参加する中で、移住者の権利や移民政策について関心を持ちました。
研究の手法を学びながら、NGOの活動に参加することで、移住に関する問題について理解を深め、問題解決への取り組みに携わりたいと考え、進学を決めました。

学んでいる研究内容

研究テーマは「日本における外国人看護師・介護福祉士をめぐる現状と課題」です。
現行の受入れ制度や日本の医療現場、送出国の現状把握に加え、来日している看護師・介護福祉士(候補者)や病院・施設などに面接を行い、現状と課題を明らかにしたいと考えています。研究の対象は経済連携協定(EPA)によって来日しているフィリピン、インドネシアの方々です。EPAによる人材受入れは制度開始から日が浅く、受入規模も大きいとはいえませんが、高齢者医療・介護に携わる人材の不足が喫緊の課題となっている日本で、EPAによる外国人看護師・介護福祉士の受入れ制度は持続可能な制度か考察、検証したいと考えています。

法政大学大学院の魅力

親身になって指導してくださり、示唆を下さる教員や大学院生の方々がたくさんおられることです。
講義中の議論や、先輩や友人との会話に刺激を受けて、自分の偏狭な視野をこじ開けられる体験が日常的にできることは有難いことだと思います。 また、図書館などの豊富な資料にアクセスできる施設・システムなどのサポートも魅力だと思います。

大学院で身についたこと

自分の研究について、多角的に考える習慣が身についたと思います。自身の研究では調査票を用いた面接で、資料として公にされていないような当事者の「本音」を引き出したいと思っております。また、日本の医療現場において外国人労働力を活用することの意義を考えたいと思います。講義や論文指導などを通して、研究・調査手法に関する多くの示唆を頂きました。面接を行う際の質問の仕方は的確か?論証したいことの根拠としてどんな統計を使えば良いか?といったことを実践しながら、学び、日々試行錯誤しています。

将来の夢

まずは恵まれた環境をフル活用しながら、現在取り組んでいる研究を進めたいです。そして、NGOの活動等への参加を通じて、移住者の直面する課題の解決に携わっていきたいと考えます。