教員紹介

大嶋 良明

教授 OHSHIMA Yoshiaki

教員紹介

こんな研究をしています

現代のネット社会はどうなるのか、インターネットが我々をどのように変えるのか、これはテクノロジのみの問題ではなく、広く人間の知的な営みに関わる問題であり文化の問題です。ネット社会=多文化情報空間の特性や問題点を情報学の立場から学んで行きます。特にネット社会でのより良い自己実現を目指して、メディアリテラシ教育、eLearningやePortfolio等の教育工学的手法の研究に関心があります。
最近の研究関心はテキストマイニングなど機械学習の手法を用いてインターネット上のビッグデータを分析することです。
また大学院時代の研究テーマも大事にしており音響処理とミュージコロジーの観点からコンピュータ音楽、電子楽器についても継続的に研究をしています。
 

こんな成果を挙げています

大嶋良明,「われわれにとって情報とは何か?」, 『異文化¬¬別冊:国際文化情報学とは―その可能性と課題』, 2010, 通巻第 1 号 , pp.18-31.
大嶋良明,「夏期 SAにおける文化情報フィールドワークについて」, 『異文化別冊:国際文化情報学とは―その可能性と課題』, 2010, 通巻第 1 号, pp.201-210.
大嶋良明,「学部の情報教育について-これまでの歩み-」,2010, 『異文化. 論文編』, 第11号, pp.73-85.
大嶋良明,「学部初年次教育における授業改善の試み—ICTとePortfolioを中心として」, 『法政大学教育研究』, 2014, 第6号, pp.65-82.
大嶋良明,「学部科目へのePortfolioの活用について : 立ち上がりの実施報告」,2014, 『異文化 論文編』,第15号, pp.137-153.

以下は学会発表です

大嶋良明,佐々木健太,田中勇太,「Maharaを活用した学部教育の取組み―法政大学国際文化学部の事例報告―」, Mahara Open Forum 2013.
佐々木健太,大嶋良明「紙資料の効率的仕分け機能を実装したMoodleとMaharaの連携」, 2013, Mahara Open Forum 2013.
大嶋良明, 田中勇太,「学部教育におけるeポートフォリオ Mahara活用の継続的取組み」, 2014, Mahara Open Forum 2014.
大嶋良明,「Hammond B3の発音原理のモデル化の試み」, 2018, ADADA Japan 2018.

ほかに、こんなジャンルに関心をもっています

  • 情報学(インターネット、情報メディア論)
  • 教育工学(特にePortfolio 、eLearning )
  • 電気・計算機工学(信号とシステム、通信、データサイエンス、確率過程、機械学習)
  • 音声情報処理(音声認識、音響モデル、対話システム、ロバストネス)
  • ディジタル信号処理(特にコンピュータ音楽、音響、マルチメディア)
  • 応用言語学(異文化コミュニケーション)

こんな授業を行なっています

現代社会をメディアとしての諸特性において分析することを目指しています。

多文化情報メディア論ⅠA−ソーシャルメディアの調査と分析

Twitter、ブログ、Webなどインターネットの書き込みをデータサイエンスで分析します。
同時にイメージ、映像などのメディア情報の分析手法やモデル化を学び、実際のデータに適用して分析します。

多文化情報メディア論ⅠB−ポピュラー音楽制作とスタジオ技術の歴史

ポピュラー音楽をテーマとしてとりあげ、シンセサイザ、サンプラー、ドラムマシンなど電子楽器とスタジオでの音響効果の技術を学びます。原書購読とフィールド録音、映画音楽、放送など様々な音源から音楽史上での関連事項の理解を深めつつ、現代のアーティストについても学びます。
 

学会や社会でこんな活動をしています

法政大学市ヶ谷情報センター長(2006-2007)
法政大学グローバル人材育成推進事業ePortfolioプロジェクトリーダー(2013.9-2015.3)
法政大学FD推進センター調査プロジェクトリーダー(2012-2014)
法政大学教育開発支援機構ICT教育プロジェクト委員(2011-2012,2013-)

以前の研究内容です
Y. Ohshima,“Environmental Robustness in Speech Recognition Using Physiologically-Motivated Signal Processing”, Ph.D thesis, Carnegie-Mellon University (1993).