法政大学大学院では、先端的研究を担う若手研究者の育成と、高度な専門性を有する職業人の育成を目的に、いま様々な教学改革を積極的に推進しています。この一環で、2011年度創設した「博士論文出版助成金制度」に関し、今年度の助成対象者が決定しましたのでここにお知らせします。
本制度は、本学大学院で博士学位(課程・論文)を取得して5年以内の方々を対象に、その優れた研究成果を広く社会に公開すると同時に、学位取得後の研究活動を支援する目的で創設されました。今年度は9名からの応募があり、「博士論文出版助成金審査委員会」による厳正な審査を経て、以下の5名に対し助成を行うことが決定しました。
選ばれた5名の方々は、今年度内に当該博士論文を学術単行本として専門出版社より刊行することにより、本学から100万円を上限として、出版経費が実費支給されます。
本学で博士学位を授与された方々が、この「博士論文出版助成制度」を活用され、その傑出した研究成果を一つの作品にまとめ、今後さらに充実した研究活動を送られることを期待しております。
区分 | 研究科 | 氏名 | 博士学位 取得年月 | 論文タイトル |
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課程 | 人文科学研究科 | 相原 博 | 2013年9月 | カントと啓蒙のプロジェクト-『判断力批判』 における「自然の解釈学」の意義- |
課程 | 国際文化研究科 | 熊 芳 | 2017年3月 | 林京子の文学 |
課程 | 政治学研究科 | 小林 昭菜 | 2015年9月 | シベリア抑留-米ソ関係の中での変容 |
課程 | 社会学研究科 | 深谷 直弘 | 2016年3月 | 原爆記憶継承の社会的研究 |
課程 | デザイン工学研究科 | 高道 昌志 | 2016年3月 | 東京外濠研究~近代水辺空間の形成過程~ |