2015年度

8月

2015年度

8月29日(土)

九州文化塾の講演のために、また福岡行き。今度は日帰りでした。テーマは「江戸学」でしたので、とにかく皆さんに江戸学に参加していただきたく、懸命に話してきました。

8月、私は執筆と、会議その他の準備が山積みでした。そのなかの一つが、JMOOCの準備です。24回分の講義のための原稿と図版準備をすべて終える必要がありました。そのほかの原稿締め切りもあり、長期ビジョンの準備もあり、いつもながら、はらはらどきどきの夏休みでしたよ。

8月28日(金)

ラジオのJ-WAVEで、V6のメンバーで俳優の岡田准一さんの番組に出てきました。読書家ですね。勉強もしっかりして臨んで下さいました。おかげさまで江戸時代のこと、存分に話して来ました。

8月22日(土)

大学の保護者組織である後援会の福岡支部および卒業生組織である校友会の九州ブロック大会に出席してきました。夏休み中は、職員も学部長、副学長、理事、総長も後援会の地方支部に出かけます。全国の保護者たちが大学を支えて下さっていますので、大学の近況をお知らせし、さまざまな質問に答えるのです。ときどき、帰省中の学生もかけつけてくれます。
同時に校友会の総会が開催されることもあり、福岡では両方に出てきました。後援会と校友会は一緒に、市民への公開講演会を開催して下さいました。法政大学のこれからを、思い切り話してきました。福岡の市民の皆さん、ありがとうございました。
全国に出張した学部長、副学長、理事を迎えて下さった保護者の皆さま、今年もありがとうございました。

8月5日(水)

4月9日の総長日誌で、法政大学出版局が設立されて最初に刊行した『ヒロシマ』の著者であるジョン・ハーシー(John Hersey)氏 (1914―1993)のお孫さんである、アメリカのアーティスト、キャノン・ハーシー(Cannon Hersey)氏が法政大学出版局を訪問され、総長室にも来訪して下さったことを書きました。
8月4日と5日の午前0時に、NHK・BS「BS世界のドキュメンタリー」で、「キャノン・ハーシー“ヒロシマ”への旅~なぜ祖父は語らなかったのか~」が放映されました。『ヒロシマ』に登場する方々を求めて、広島で対話を続けた記録です。「記憶の意味」という言葉が、戦後70年の今年には、とりわけ重要な言葉に思えました。ジョン・ハーシーさんも含め、広島については多くの人が沈黙したと言われます。あまりに残酷で悲惨な経験は、語ることじたいが深刻な心の傷や人間関係への障害につながるからでしょう。
しかしジョン・ハーシーはそれを乗り越えて本を書き、法政大学出版局はそれを出版しました。記憶を誰かが伝え続けることで戦争は回避される、というメッセージがここにはこめられています。
4月の総長日誌の「エッセイ」にも書いた「シャドウ・ピープル・プロジェクト」も登場します。この放映の前日、シャドウ・ピープル・プロジェクトで制作されたキャノン・ハーシーのシルクスクリーンプリントが届きました。クラウドファンディングで、PIKADONプロジェクトに寄付したからです。
寄付によって、出会いは継続するのですね。
再放送があります。ぜひご覧下さい。

2015年8月11日(火)前編 午後5時00分~
2015年8月12日(水)後編 午後5時00分~

スーパーグローバルハイスクールである法政女子高校で、グローバルキャリアコースを選択している生徒8人が、授業の一環としてインタビューに来ました。働く上での男女格差、子供の教育についてのインタビューでした。とても良い試みですね。結果をどのように活かして下さるか、楽しみです。

人間環境学部、長谷川直哉教授のゼミの、住友理工・学生小論文アワードで最優秀賞をとったチームと、優秀賞をとったチームが、訪問して下さいました。おめでとうございました。
長谷川ゼミは、中・高・大学生が投資に関するレポートの出来を競うコンテスト「日経STOCKリーグ」(日本経済新聞社主催)で毎年入選。2013年度は最優秀賞と金融大臣賞に輝き、2014年度は審査委員特別賞をとっています。2015年も快挙でしたね。ゼミ生のみなさん、これからも活き活きのびのびと挑戦して下さい。