建築学科の特徴

建築学科は学習・教育到達目標に「アーキテクトマインド」を掲げています。工学の知識と理性だけでなく、芸術、歴史、文化、思想、社会、経済をも包括する美系の感性と文系の知性をあわせ持つ、総合的な創造性を探求する教育を実践しています。建築は単に堅牢であればよいのではなく、人々の営みを支え、文化を継承し、なによりも「人間らしさ」を保障する大切な社会基盤です。単なる工業技術者の育成という枠を超えて、より豊かな建築をする「総合デザイン力」を備える人材の育成を目指しています。

教育体系

どんな学科?

人に心地よく、持続可能な建築を求めて

建築とは、技術や実用性だけでなく、美しいデザインを表現してこそ人に感動を与えられる。このようなコンセプトのもと、60年の伝統を誇る本学科が新たな建築学科として発進します。歴史(時間軸)と環境(空間軸)を見すえながら、人に心地よい空間づくりとはなにか。その答を皆さんといっしょに求めていきたいと思います。

どう学ぶ?

多彩な賞歴の著名な教授陣が指導

第一線で活躍する教授陣や新進気鋭の講師陣による授業は、つねに緊張感と躍動感にあふれています。実際に街に出てフィールド調査を行うフィールド・サーベイ、国内外の調査・研究に参加するプロジェクト学習、プロフェッショナルに学ぶインターンシップなど、実践を重視した学習プログラムの充実が本学科の最大の特徴です。

「アーキテクトマインド」について学ぶ

  1. 総合デザイン(Holistic Design)力について学ぶ。
  2. 建築が歴史および文化と不可分であることを学ぶ。
  3. グローバルな視点と持続可能な環境を見すえた論理観を習得する。
  4. 人間の安心、安全、快適を保証する建築知識および建築技術を習得する。
  5. 技術や実用性に芸術性を加えることで、人に感動を与える「もの」の制作が行えることを学ぶ。
  6. 自然科学と社会科学および情報技術に関する知識とその応用能力を習得する。
  7. さまざまなレベルでの表現能力、コミュニケーション能力を習得する。

主な専門科目

デザインスタジオ建築設計の技法をスタジオで実習。製図の基本から身近な建築のデザインへ、次いで構造・環境・設備デザインへと展開し、デザインの実際を体得します。
フィールドワーク地図や史料をもとに歴史的なまちや家屋の実測調査、分析を行い、それらの文化的価値を理解するとともにフィールドワークの基礎を学びます。
デジタルデザイン演習建築設計に必須の三次元認識能力を養う演習科目。三次元図形をパソコン上で表現し、空間概念を把握するとともに立体デザイン能力を養います。
西洋建築史それぞれの時代に人種や土地特有の形式を完成させ、文明を形づくってきた建築。本講では西洋世界を中心とする建築の歴史を学びます。
建築生理心理建築物の内部はひとつの人工空間。その中に暮らす人の生理や心理を学び、人間を中心としたこれからの建築のあり方を理解していきます。
サステイナブルデザイン21世紀の建築に不可欠な、環境への視点を学ぶ科目。自然エネルギーの利用をはじめサステイナブル(持続可能)な建築を設計する技術を修得します。
建築の振動と耐震化近年注目されている建築物の耐震性。ここでは、振動の建物に対する影響や、地震への安全性を求める構造のあり方などを学びます。
空間の構造デザイン人に感動を与える建築とは何か。機能的で美しく、しかも安全な空間づくりのための構造原理や、それを実現する構造デザイン手法について学びます。
建築フォーラム建築業界だけでなく、幅広い分野から第一線で活躍する方々を講師に招き、講演と討論を行います。時代の最先端を実際に体感できる講義です。