2017年度第13回デジタルコンテンツ・コンテスト

インタラクティブ部門・佳作 tomorrow

2017年度第13回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
藤 大夢 デザイン工学部 システムデザイン学科 3
  • 使用ソフト
    openframeworks,touchdesigner,python3.5.2, Illustrator,Premiere,garageband
  • 開発・制作・動作環境等
    mac ver 10.12.6

 

作品要旨

明日の自分を創造し、創造した明日とのずれが生じる人間らしさを見える化した作品。 明日を想像した空間から離れるにつれ絶対的な数値は大きくなる。明日を創造するトリガーとして、日常の中で明日を考える時間が天気予報に触れるときと考え、APIを使い(撮影日は9/23)明日の天気予報データを取得。それに応じたアニメーションをプロジェクターから空間を囲む透明幕に2方向から投影することにより明日の空間を3次元に体験する。

(アピール点)
openweatherAPIから明日の天気、降水量、雲量、風速を取得しビジュアライズした。人のセンシングはkinectを用いた。AIが注目される昨今でひとつの人間らしさの表現する方法の提案アート作品として作成した。未来の天気予報では予報ではなくビッグデータから確定したものに時間は進むが、人間は計画的偶発生理論や、怠惰的生活での計画未遂といった独自性は保たれると予想した。創造した明日の空間を脱出した後も見えることが重要だと思った。

講評

kinectのセンシング機能を利用した幻想的な作品である。インタラクティブな部分のセンシング技術は単純であるが映像を利用した不思議な空間を表現しているように思われた。システムの構築に関しては3台のPCを連携させるなど相当の苦労がうかがえる。さらに、天気予報データをもとに作成したアニメーションをプロジェクターから投影するなど、インタラクティブ空間を作ることに成功している。この3次元空間を体験してみたい。(小沢)