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仁平典宏社会学部准教授が「損保ジャパン記念財団賞」を受賞

2012年03月28日

社会学部の仁平典宏准教授が、平成23年度「損保ジャパン記念財団賞」を受賞しました。

贈呈を受ける仁平准教授(写真左)

贈呈を受ける仁平准教授(写真左)

「損保ジャパン記念財団賞」は、日本における優れた社会福祉に関する学術文献について、
著書部門と論文部門を表彰する制度で、1999年に設立され、今年度で13回目となります。
同賞は、社会福祉学の学問的探求を目指す方の研究意欲の促進につながり、その研究成果が日本の社会福祉の発展に大きく寄与することを目的としています。

受賞対象となった仁平准教授の著書は『「ボランティア」の誕生と終焉――<贈与のパラドックス>の知識社会学』(財団法人 名古屋大学出版会 2011年2月発行)です。

著書は、日本における「ボランティア」言説の成立・変容過程を、明治後半から2000年代に至るまで知識社会学的に分析したものです。その際、焦点が当てられたのは、相手のためになるはずの行為が、逆に相手の不利益になってしまうという〈贈与のパラドックス〉です。ボランティア論はこの問題の解決に取り組む中で発展してきましたが、最終的にはカテゴリーの同一性が掘り崩され、「NPO」に市民セクターの中心的な位置を明け渡すに至ります。本書は、東日本大震災の発生に伴い「ボランティアとは何か」が改めて問われる中で、幅広い評価を受けることになりました。

3月22日に損保ジャパン本社ビル(東京都新宿区)において贈呈式が開催されました。
また、7月1日には、グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)において講演会を開催する予定です。